2025年には1265億ドル市場に!世界を席巻する「ライドシェアリング」
前回は、クルマを「所有から利用へ」とシフトするトレンドの始まりとも言える「カーシェアリング」の動向についてまとめました。
そして2010年代、急速に立ち上がったのが、UberやLyftをはじめとする「ライドシェアリング」です。
ライドシェアを一言で言うと、「クルマを運転できる人」と「クルマで移動したい人」をマッチングするサービス。
ライドシェア市場が立ち上がる前提として欠かせなかったのが、今や当たり前の存在になった「スマートフォン」の普及です。
スマートフォンの普及が本格化したのは、2010年に入ってから。
誰もが高度なGPS機能と、モバイルインターネットを同時に所有する社会が実現されたのです。
当たり前ですが、それまでタクシーを呼ぼうと思ったら、電話して自分の位置を口頭で伝えなくてはなりませんでした。
それがスマホを使えば、近くにいるドライバーを自動でマッチし、支払いもスマホ上で終わらせることができるのです。
「ライドシェア」というカテゴリの立役者は、多くの方がご存知の通り、アメリカの「Uber」です。