謎多き上場企業「Palantir」の事業モデルに迫る(後編)
(前編からの続き)
ピーター・ティールが設立したソフトウェア企業「Palantir」。社名の語源は『指輪物語』に出てくる未来を見通す水晶玉だ。
CEOのアレックス・カープはティールの旧友であり、エキセントリックなキャラクターでも知られる。トップが独特なら、事業もユニークだ。初めての顧客は「CIA」で、長いことCIAだけだった。
Palantirは謎の多い企業として知られ、報道もセンセーショナルなものが多かった。上場により、情報の一部は自ら積極的に発信されるようになった。
今回の後編では、Palantirの事業がどのように展開されているか、その戦略について紐解く。