海外売上が急拡大する銀行支援SaaS「nCino」の成長戦略
今回ご紹介するのは、2020年に上場したばかりの米国企業「nCino」だ。
2011年にライブオーク(LiveOak)銀行からスピンアウトして生まれたテクノロジー企業で、銀行向けの営業効率化ツールを提供している。
業務自動化による融資キャパシティの拡大、サービスコストの削減効果が評判を呼び、2017年よりバンクオブアメリカ、直近では4大銀行の一つである「ウェルズファーゴ」も利用をはじめた。
ウェルズファーゴ導入のニュースで株価は急騰したが、上場来の推移はむしろ軟調。時価総額は71億ドルという水準だ。今回の記事では、nCinoの事業モデルおよび成長戦略について、詳しく確認する。