事業内容
PR TIMESは、自社と子会社である株式会社THE BRIDGEの2社で構成されるグループ企業です。同社グループは、企業、メディア、生活者をニュースでつなぐプラットフォーム事業を中核として展開しています。主力サービスは、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」であり、新製品やサービスの発表、イベントやキャンペーンの告知、業績動向などのニュースを広めるために利用されています。同社は、情報流通の変化に対応し、高い投資対効果を実現できる仕組みを提供しています。
加えて、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」、カスタマーサポートツール「Tayori」などのサービスを展開しており、PR企画の立案から実行、効果検証までをサポートするPRパートナーサービスも提供しています。また、生活者向けには、「isuta」や「TECHABLE」などのニュースメディアを運営しています。
2022年10月には、米国市場への進出を目指し、現地子会社PR TIMES Inc.を設立しましたが、報告時点では事業を開始していません。同社グループは、メディアと生活者の情報接触行動の多様化に対応し、新たな情報発信の機会を提供しています。利用企業は、同社のサービスを通じて、プレスリリースを広く配信し、社会的な情報インフラとしての役割を果たしています。
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経営方針
PR TIMESは、企業、メディア、生活者をつなぐプラットフォーム事業を展開しており、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を中心に、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」、カスタマーサポートツール「Tayori」などのサービスを提供しています。同社は、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションのもと、誰もがヒーローになれる社会の実現を目指しています。
同社グループは、中期経営目標「Milestone2025」を設定し、積極的かつ規律ある投資を通じて事業成長と利益向上を目指しています。具体的には、「PR TIMES」を社会的な情報インフラにすること、世界で有数のインターネットサービスにすること、そして「PR TIMES」を超える事業を生み出す人材が台頭する組織になることを長期的な経営目標として掲げています。
競争優位性としては、ミッションに立脚したサービス設計・組織が参入障壁を生み出していると考えており、従業員も同社グループのミッションに共感して参画しています。また、地方金融機関や地方自治体との提携を通じて「PR TIMES」の利用拡大を推進し、米国を中心とした英語圏への進出も視野に入れています。
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題としては、「PR TIMES」の普及拡大、米国でのプロダクト・マーケット・フィットの実現、および「Jooto」及び「Tayori」などのプロダクトの事業拡大が挙げられます。これらの課題に対処することで、同社グループは中期経営目標の達成を目指しています。