事業内容
フリー株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、スモールビジネス向けの統合型経営プラットフォームを提供しています。フリーは、AIやクラウド技術を活用し、スモールビジネスの生産性向上と経営改善を支援しています。特に、クラウドERPサービスを通じて、データとテクノロジーの活用を推進し、スモールビジネスの成長をサポートしています。
フリーの主なサービスには、バックオフィスの生産性向上を目指したSaaSサービスがあります。代表的なものとして、2013年にリリースされた「freee会計」、2014年の「freee人事労務」、2020年の「freee工数管理」や「freee受発注」、2021年の「freee勤怠管理Plus」などがあります。これらのサービスは、スモールビジネスの経理や人事労務の効率化を図るために設計されています。
また、フリーはM&Aを通じてサービスの拡充を図っています。2021年には電子契約サービス「NINJA SIGN(現・freeeサイン)」を提供する企業を子会社化し、2022年には税理士事務所向けの電子申告ソフト「A-SaaS」を提供する企業を吸収合併しました。さらに、2023年には請求書管理サービス「sweeep(現・freee支出管理 受取請求書)」を提供する企業を子会社化し、フリーランス管理ツール「pasture」事業を承継しました。
フリーのサービスは、スモールビジネスの経営者が直感的に利用できるように設計されており、会計や人事労務の業務を自動化することで、手間を大幅に削減します。また、パブリックAPIを活用したオープン・エコシステムを構築し、他社製品との連携を容易にすることで、スモールビジネスの独自システム開発の負担を軽減しています。これにより、フリーのサービスは多くのユーザーに支持され、事業は順調に拡大しています。
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経営方針
フリー株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、スモールビジネス向けの統合型経営プラットフォームを提供しています。同社は、AIやクラウド技術を活用し、スモールビジネスの生産性向上と経営改善を支援しています。特に、クラウドERPサービスを通じて、データとテクノロジーの活用を推進し、スモールビジネスの成長をサポートしています。
フリーの成長戦略は、クラウド会計・人事労務ソフト市場での強固なポジションを活かし、ユーザー基盤の拡大と顧客価値の最大化を目指すことにあります。2025年6月期までにクラウド化を促進し、顧客基盤を拡大することに注力しています。また、拡大した顧客基盤をもとに多様なプロダクト・機能を提供し、中長期的な成長を図る基盤を構築しています。
同社は、金融サービスの拡大やオープンプラットフォームの充実にも力を入れています。2018年に設立した子会社を通じて金融サービスを展開し、スモールビジネスの資金繰り改善を目指しています。また、パブリックAPIを活用したオープン・エコシステムを構築し、他社製品との連携を容易にすることで、スモールビジネスの独自システム開発の負担を軽減しています。
さらに、フリーは持続可能な社会の実現を目指し、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用し、強い組織体制を整備しています。情報管理体制の強化や新規事業の展開を通じて、持続的な成長を実現するための基盤を築いています。これにより、フリーのサービスは多くのユーザーに支持され、事業は順調に拡大しています。