事業内容
ラクスは、ITサービスを通じて企業のデジタル化を推進し、企業成長と従業員の幸福に貢献することをミッションとしています。同社グループは、ラクス及び連結子会社3社で構成され、クラウド事業とIT人材事業の2つの主要セグメントで事業を展開しています。
クラウド事業では、経費精算システム「楽楽精算」、電子請求書発行システム「楽楽明細」、販売管理システム「楽楽販売」、メール共有・管理システム「Mail Dealer」、メールマーケティングサービス「配配メール」など、企業の業務効率化に貢献する多様なクラウドサービスを提供しています。これらのサービスは、直感的に操作できるユーザーインターフェースを目指し、開発からカスタマーサポートまで一貫してグループ内で行われています。
一方、IT人材事業では、Webシステム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理など、ITエンジニアに特化した人材派遣サービスを提供しています。同社は、創業時からのITエンジニアスクールで培った人材育成ノウハウを活用し、高品質なITエンジニアの育成と派遣に努めています。また、顧客企業のニーズに応じた最適な提案を行うため、エンジニアとのコミュニケーションを密に取り、サービスの付加価値化と稼働率の向上を実現しています。
ラクスは、これらの事業を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、業務効率化と成長を促進しています。
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経営方針
ラクスは、ITサービスを通じて企業のデジタル化を推進し、企業成長と従業員の幸福に貢献することをミッションとしています。同社は、「応える」「育成する」「改善する」「偽らない」「進化する」という経営理念のもと、日本を代表する企業になることを長期ビジョンとして掲げています。経営戦略としては、成長を牽引する「楽楽精算」「楽楽明細」を含む「楽楽シリーズ」にリソースを集中し、その他のサービスについては利益貢献を重視しながら適切にリソースを配分することで、成長スピードの加速を目指しています。
情報通信サービス市場の拡大とともに、ラクスはクラウドサービス及びITエンジニア派遣サービスの需要増加を見込んでいます。同社は、成長サービスへの集中・強化、認知度の向上、営業力の強化、開発力の強化、マーケティングの強化、サービスラインナップの強化、人材の確保、システムの安定性の確保という8つの重点領域に注力しています。
中期経営計画では、売上高の年平均成長率(CAGR)を27%~30%に設定し、2026年3月期の当期純利益を100億円以上、純資産を200億円以上にすることを目標としています。これらの目標達成に向けて、ラクスは成長投資を強化し、売上高の拡大とともに、効率化を追求して高い営業利益率の実現を目指しています。