(前回の続き)
三菱2代目、岩崎弥之助は1890年、東京の丸の内など10万坪あまりを128万円で陸軍省から購入。
当時の東京市の予算の3倍にものぼる金額で、いかに三菱といえど、社運をかけた大勝負だったに違いありません。
土地を取得すると、弥之助はすぐに一帯の家屋や施設を取り壊し、「三菱ヶ原」と呼ばれた広大な平原が東京のど真ん中にできあがります。
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