事業内容
沿革・会社概要
Airbnbは米国カリフォルニアに本社を置く、民泊プラットフォームの最大手企業。民泊サービスのほかに、「考古学者と行く夕暮れハイキング」などの体験サービスも展開している。
2007年に当時デザインスクールの学生だったブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアがサンフランシスコのアパート費用を賄うためにスタート。ウェブサイト『AirBedandBreakfast.com』を作成し、自分たちの部屋(エアベットと朝食付き)を間貸ししていた。
2020年12月にナスダック株式市場に新規上場を果たした。
ビジネスモデル
民泊サービス、体験サービスともに手数料を徴収する。
民泊サービス
標準の料金体系では、ホスト(部屋の貸主)とゲスト(借主)のそれぞれから手数料を徴収する。一般的にホスト側の手数料は予約料金の3%、ゲスト側の手数料は14〜16%となっている。
ホテルや一部民泊施設では、サービス料の全額をホストから徴収するケースもある。その場合の手数料は通常14~16%だ。
体験サービス
体験ホストから20%のサービス料を徴収する。ただし、一部の社会貢献体験では、ホストサービス料を免除している。 また、参加ゲストからの徴収はない。
KPI
収益の先行指標として取扱総額(Gross Booking Value)がある。
Airbnbの取扱総額は、ある期間におけるプラットフォームでの予約料の総額を表している。ホストの収益、サービス料金、清掃料金、税金を含み、その期間中に発生したキャンセルと変更を差し引いたものとなっている。
取扱総額は一般的に予約時に徴収する。なお、予約からの収益はチェックイン時に計上される。
2020年3~4月は、コロナ禍により予約キャンセルが発生したことで総取扱高は「マイナス」となった。