ロコンド:YouTuberコラボを進める狙いとは?最高益も株価はストップ安
「ヒカルくんや宮迫さんとのコラボは伝説になったと思っている」。YouTube上で開いた決算説明会で、ロコンドの田中裕輔社長はこう話した。
4月14日に発表した2021年2月期本決算は、外出自粛で靴需要が減るなかでも黒字転換を達成。売上、営業利益でともに過去最高を更新した。
四半期の推移をみても、前年比では大幅な増収増益だ。2020年12月〜2021年2月期の売上高は24.5%増の27.6億円、営業利益は2.9倍の3億円となった。
YouTuberとのコラボ企画でたびたび話題になるロコンド。37ページに及ぶ決算説明会資料のうち、12ページを使って各クリエイターとの取り組みに言及した。足元では好調だが、持続性には疑問も残る。
YouTuberへの投資を強める理由はどこにあるのだろうか。決算内容を整理しつつ、確認していきたい。
ロコンドの主力はもちろんEC事業。なかでもメインは自社モール「LOCONDO.jp」で、それを補完する役割としてPayPayモールや楽天市場などで「LOCOMALL」を展開している。