Tinder親会社やBumbleにみるマッチングアプリの今
デーティングアプリの展開で世界有数の存在感を誇るマッチグループ、Bumbleという二社の1〜3月期決算が出揃った。
マッチグループはTinderや日本のPairsを傘下に抱えるデーティングアプリの集合体企業。BumbleはTinder出身の女性起業家が立ち上げ、「女性主導」を押し出して人気を集めた。
両社ともご多分にもれず、この半年間で株価を大きく下げている。特にBumbleは10月から68%も下落。時価総額35.7億ドルまで下がった。
日本でもマッチングアプリの存在感は年々高まり、アプリを通じて出会った男女が結婚することは今や珍しくない。
米国はさらに顕著だ。ピューリサーチセンター(2020年)によると、デーティングサイトを使ったことのある人の割合は若いほど高く、18〜29歳では48%。サイトを通じて長く付き合ったり、結婚した人の割合も17%にのぼる。
今回の記事では、「出会い」の世界で有数の存在感を誇るマッチグループ(TinderやPairsの親会社)とBumbleの状況について、事業数値や戦略について比べつつご紹介する。