事業内容
マツキヨココカラ&カンパニーは、ドラッグストア・保険調剤薬局のチェーン店経営を中心とした小売事業と、管理サポート事業を展開しています。同社グループは、マツモトキヨシグループ事業として、ドラッグストアや保険調剤薬局の運営、フランチャイズ事業の展開、フランチャイジーへの商品供給を行っています。また、ココカラファイングループ事業では、ドラッグストアや保険調剤薬局のチェーン店経営のほか、介護施設の運営、訪問介護、介護用品のレンタル・販売、医薬品や化粧品、日用品雑貨等の商品供給を手掛けています。
管理サポート事業では、小売事業を営むグループ会社の商品仕入・販売、経営管理・統轄、間接業務の受託、プライベートブランド商品の企画開発などを行っています。さらに、資産の管理・運用、店舗の建設・営繕、生命保険・損害保険の販売代理業も展開しています。
2023年3月31日現在、マツキヨココカラ&カンパニーは、本社を含む29社(連結対象会社22社、非連結対象会社3社、非持分法適用関連会社3社)で構成されており、幅広い事業を通じて、健康と美容に関する多様なニーズに応えています。
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経営方針
マツキヨココカラ&カンパニーは、デジタル化やグローバル展開を含む先進的な取り組みを通じて、顧客の多様なライフステージに応じた高品質なサービスを提供し、人々の楽しみを創出することを基本方針としています。同社は、地域社会や顧客に寄り添い、豊かな生活の実現を支えることを目指しており、そのためのグループ理念、ビジョン、スローガンを設定しています。
中期経営計画では、社会・生活のインフラ企業としての地位を確立し、ヘルス&ビューティー分野での圧倒的なプレゼンスを目指しています。具体的には、2026年3月期にグループ売上高1.5兆円、営業利益率7.0%を達成することを目標として掲げています。また、将来的には「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指すとしています。
経営環境の変化に対応し、持続可能な成長を目指すため、同社は国内戦略とグローバル戦略に分けて4つの重点戦略を設定しています。国内では、顧客との繋がりの深化、体験やサービス提供の新化、トータルケアの進化を重視しています。グローバル戦略としては、アジア市場での更なるプレゼンス向上を目指し、新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大に取り組んでいます。
これらの戦略を通じて、マツキヨココカラ&カンパニーは、美と健康を軸に新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、顧客の日常生活をより楽しく、豊かにすることを目指しています。