事業内容
松屋フーズホールディングス及びそのグループ会社は、和風ファーストフード業界での事業展開を主軸に据えています。同社グループは、松屋フーズホールディングス本体と連結子会社8社、非連結子会社2社から成り立っており、牛めし、カレー、各種定食などを提供する「松屋」ブランドの店舗運営が中心事業です。
同社グループの事業内容は、飲食事業に特化しており、その事業構造は単一セグメントとして位置づけられています。これは、同社が提供するサービスや商品が、和風ファーストフードという特定のカテゴリーに集中しているためです。
また、松屋フーズホールディングスは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けることから、その運営においては連結ベースの数値を基に重要事実の判断が行われます。これにより、透明性の高い運営が求められています。
総じて、松屋フーズホールディングスグループは、和風ファーストフード市場において、牛めしやカレー、定食などを提供する「松屋」ブランドの店舗を通じて、顧客に対して価値ある食体験を提供し続けている企業グループです。
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経営方針
松屋フーズホールディングスは、食を取り巻く環境の多様化に対応し、顧客満足を最優先とする経営理念のもと、安全・安心でおいしさを追求した商品と高い付加価値のサービス提供を基本方針としています。同社は、外食シーンの変化に対応するため、経営効率の向上と企業価値の向上に努めています。
経営戦略として、牛めし業態「松屋」やとんかつ業態「松のや」、カレー業態「マイカリー食堂」など、多様な業態の展開と業態MIXの複合化を進め、業容の拡大に取り組んでいます。また、新規出店の拡大や既存店舗の改装を積極的に行い、食のインフラとしての責務を果たすことを目指しています。
財務上の目標としては、売上高経常利益率やROE(自己資本利益率)、自己資本比率などを指標に設定し、FLコスト(売上原価と人件費の合計)の売上比の適正化やROI(投資利益率)の改善に取り組んでいます。
優先的に対処すべき課題として、お客様の利便性向上、原価率の適正化、新業態展開による成長、海外展開・M&A展開、SDGsの取り組み、人材の育成などを挙げています。特に、タブレットセルフシステムの拡大や原材料費の適正化、多様な業態での多店舗展開、台湾をはじめとする海外市場への進出、食品廃棄物の削減やCO2削減への取り組み、人材育成と教育投資の拡充など、具体的な施策を推進しています。
これらの戦略と取り組みを通じて、松屋フーズホールディングスは、食のグローバル企業として、限りない美味しさと共感を人と社会に贈ることを目指しています。