事業内容
センコーグループホールディングスとその関連会社は、総合物流システム集団として、物流事業、商事・貿易事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業、プロダクト事業の5つの主要セグメントで事業を展開しています。同社は、顧客の多様化、高度化するニーズに対応し、高品質、高付加価値のサービスを提供するための体制整備に努めています。
物流事業では、貨物自動車運送事業、鉄道利用運送事業、海上運送事業、国際運送取扱業、倉庫業、荷主の構内における原材料及び製品の包装・移動等の作業、物流センターの運営などを行っています。これらのサービスは、センコー株式会社をはじめとする多数の関連会社によって提供されています。
商事・貿易事業では、石油販売、商事販売及び貿易事業などを行っており、センコー商事株式会社を含む複数の会社がこのセグメントに関わっています。
ライフサポート事業は、総合卸売及び小売店事業、介護事業、高齢者向け施設運営事業などを展開しており、寺内株式会社や株式会社ビーナスなどが主要な関連会社です。
ビジネスサポート事業では、情報処理受託業、事務処理に関する受託代行業務、コールセンター事業などを提供しており、センコー情報システム株式会社やセンコービジネスサポート株式会社などがこのセグメントに貢献しています。
プロダクト事業は、合成樹脂及びその他素材を原材料とする食品用・貯蔵用・輸送用・医療用等の容器、包装用フィルム・シート等の製造販売を行っており、中央化学株式会社を含む複数の会社が関与しています。
これらの事業を通じて、センコーグループホールディングスは、物流から生活支援に至るまで幅広い分野でサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
経営方針
センコーグループホールディングスは、物流・商事事業を核に、多様なサービスと商品を提供する総合物流システム集団です。同社は、「未来潮流を創る企業グループ」として、公共性の高い事業を通じてグローバル社会の豊かさに貢献することを目指しています。その経営理念を「Moving Global 物流を超える、世界を動かす、ビジネスを変える」というスローガンに込め、誠実さ、情熱、責任感、敬意、多様性を大切にする価値観を共有しています。
2022年度から2026年度までの中期経営計画では、既存事業の拡大と深化、成長事業の創出と育成、ESG+H(健康)経営への取り組み、グループ経営の高度化、働きがいと個人の成長の実現を重点課題として掲げています。これらの課題に対する取り組みを通じ、持続可能な成長と社会への新たな価値提供を目指しています。
具体的には、物流事業ではドラッグストアや通販、チェーンストアなど成長領域での事業拡充や、新規事業分野への進出、グローバルネットワークの確立を進めています。また、ライフサポート事業やビジネスサポート事業では、コロナからの回復を見据えた安全・安心な事業展開や、各事業の拡大を図っています。
ESG+H経営では、2050年カーボンニュートラル実現に向けたCO2削減、ダイバシティ&インクルージョン教育の推進、健康増進活動などに取り組んでいます。グループ経営の高度化には、資本コストを意識した投資基準の導入や、ITセキュリティと従業員のIT教育の強化などが含まれます。
これらの戦略を通じ、センコーグループホールディングスは、変化する経営環境の中で持続可能な企業経営を目指し、社会や従業員と共に成長していくことを目標としています。