事業内容
トランコム株式会社とそのグループ企業は、物流業務全般を一括で請け負うことを主な事業としています。同社グループは、顧客企業の物流機能の一括受託業務、貨物の配送業務、物流センターの構築運営業務及び貨物の輸配送業務などを手掛けています。これらのサービスは、トランコムDS株式会社、トランコムSC株式会社、トランコムEX東日本株式会社、トランコムEX中日本株式会社、トランコムEX西日本株式会社などの連結子会社によって提供されています。
また、物流情報サービス事業として、空車情報と貨物情報のマッチング業務及び幹線輸送業務を展開しており、トランコムTS株式会社がこれに関わっています。
インダストリアルサポート事業では、生産請負業務、人材派遣業務、有料職業紹介業務を行っており、タイ王国での生産請負業務も含まれます。これらのサービスは、トランコムSC株式会社やTRANCOM BANGKOK CO., LTD.によって提供されています。
その他の事業としては、車両の整備業務、損害保険の代理店業務、情報システム開発業務、海外での物流業務(タイ王国、中華人民共和国、シンガポール共和国など)、海外フォワーディング業務などがあります。これらは、トランコムMTS株式会社、トランコムITS株式会社、TRANCOM BANGKOK CO., LTD.、TRANCOM TRANSPORT (THAILAND) CO., LTD.、TRANCOM GLOBAL HOLDINGS CO., LTD.などが担当しています。
トランコム株式会社グループは、これら多岐にわたる事業を通じて、顧客企業の物流ニーズに対応する総合的なサービスを提供しています。
特集記事
経営方針
トランコム株式会社とそのグループ企業は、物流業界において総合的なサービスを提供することを事業の核としています。同社は、2021年4月に「TRANCOM VISION 2025」という新たな中期経営計画を発表しました。この計画の下、同社は「“はこぶ”を創造する」という中長期ビジョンを掲げています。これは、広範囲にわたる企業が利用する輸配送の仕組みを創出し、サスティナブルで効率的な物流の実現を目指すというものです。
同社は、物流という社会インフラを担う企業として、より便利できめ細やかなサービスを提供し、輸送・ロジスティクスの効率化を実現することに取り組んでいます。物流構造の変化や技術革新が進む中、トランコムは柔軟な対応を進め、事業戦略に時代の要請を組み込みながら、「はこぶ」仕組みづくりに資源を集中し、そのスピードアップと事業成長に向けた積極投資を行っています。
また、同社はSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みやESG(環境・社会・ガバナンス)活動を社会的使命と認識し、創業以来、環境にやさしい物流サービスを提供してきました。これにより、様々な社会課題の解決に取り組み、持続可能な物流の実現を目指しています。
トランコムは、拠点構想や新たな「はこびかた」の実現、他社との連携による仕組みづくりの加速、物流DXの推進などを通じて、新たな価値やビジネスモデルを創出し、「“はこぶ”を創造する」ビジョンの実現を目指しています。