事業内容
丸井グループは、小売とフィンテックを一体運営する企業グループです。持株会社の丸井グループと21社の子会社、7社の関連会社で構成されています。
【小売事業】
丸井グループの小売事業では、以下の5つの連結子会社が中心となって、商業施設の賃貸・運営管理、衣料品・装飾雑貨等の仕入販売、空間プロデュース、広告宣伝、トータルファッション物流、総合ビルマネジメントなどを行っています。
- ㈱丸井
- ㈱エイムクリエイツ
- ㈱ムービング
- ㈱エムアンドシーシステム
- ㈱マルイファシリティーズ
また、持分法非適用の非連結子会社や関連会社も小売事業に携わっています。
【フィンテック事業】
丸井グループのフィンテック事業では、以下の6つの連結子会社が中心となって、クレジットカード業務、カードキャッシングおよび家賃保証、情報システムサービス、不動産賃貸、投資信託の販売などを行っています。
- ㈱エポスカード
- ㈱エムアールアイ債権回収
- ㈱エムアンドシーシステム
- ㈱マルイホームサービス
- ㈱マルイホームサービス管理
- tsumiki証券㈱
持分法非適用の非連結子会社や関連会社も一部フィンテック事業に携わっています。
このように、丸井グループは小売とフィンテックを融合させた事業展開を行っており、グループ全体で相乗効果を生み出しながら成長を続けています。
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経営方針
丸井グループは、小売とフィンテックを融合させた事業展開を行っており、グループ全体で相乗効果を生み出しながら成長を続けています。
中期経営計画では、以下の3つの重点領域に取り組んでいます。
1. 小売事業
- 店舗を「オンラインとオフラインの融合」のプラットフォームと位置づけ、ECを中心に展開する新規事業とのシナジーを創出
- 店舗でのイベントとフィンテックの連携により、全国の商業施設での事業化を目指す
2. フィンテック事業
- 新カードやアプリを通じてUXを飛躍的に高め、LTVの向上を目指す
- コンテンツカードの拡大など、一人ひとりの「好き」を応援するカード展開を強化
- EC・ネット関連サービスや家賃などの家計シェア最大化に取り組み、2026年3月期の取扱高を2021年3月期の2倍以上の5.3兆円を目指す
3. 未来投資
- サステナビリティやWell-beingなどのインパクトと収益の両立をめざしてイノベーションを創出
- 新規事業投資では社内からのイノベーション創出、共創投資では社外からのイノベーション導入を目指す
また、資本政策では、適正な利益配分を継続的に実施し、株主還元については「高成長」と「高還元」の両立を目指しています。
今後は、人的資本投資の拡大により、企業価値に占める無形資産の割合を高め、ROEを25%程度、PBRを5倍まで高めることを目指しています。