王子ホールディングス【3861】 プライム(内国株式)

段ボール原紙・加工、白板紙・紙器、包装用紙・製袋、家庭紙・紙おむつ、特殊紙・感熱紙、粘着・フィルム事業、パルプ・エネルギー、植林・木材加工、新聞用紙・印刷出版、不動産・エンジニアリング、物流・プラスチック容器製造、ホテル業まで多岐にわたる。

王子ホールディングス【3861】 プライム(内国株式)

段ボール原紙・加工、白板紙・紙器、包装用紙・製袋、家庭紙・紙おむつ、特殊紙・感熱紙、粘着・フィルム事業、パルプ・エネルギー、植林・木材加工、新聞用紙・印刷出版、不動産・エンジニアリング、物流・プラスチック容器製造、ホテル業まで多岐にわたる。

事業内容

王子ホールディングスとそのグループ企業(子会社295社及び関連会社59社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディア、その他のセグメントに分類されます。

生活産業資材セグメントでは、王子マテリアが段ボール原紙や白板紙・包装用紙などの製造・販売を行い、王子コンテナーや森紙業、王子インターパックなどが段ボールの製造・販売を手掛けています。また、王子パッケージングや王子製袋、中越パッケージなどは紙器や紙袋製品の製造・販売を行っており、王子ネピアは家庭紙や紙おむつの製造・販売を担当しています。

機能材セグメントでは、王子エフテックスが特殊紙やフィルムの製造・販売、王子イメージングメディアが感熱紙や感熱フィルムの製造・販売を行っています。王子タックや新タック化成は粘着紙や粘着フィルムの製造・販売、王子キノクロスは不織布の製造・販売を手掛けています。

資源環境ビジネスセグメントでは、王子グリーンリソースがグループ原燃料資材やパルプの調達・販売を行い、エム・ピー・エム・王子エコエネルギーや王子グリーンエナジー各社がバイオマス発電事業を展開しています。王子木材緑化は植林・営林や原木・チップの調達・加工・販売を、王子コーンスターチは糖化製品の製造・販売を行っています。

印刷情報メディアセグメントでは、王子製紙が新聞用紙や印刷・出版・情報用紙の製造・販売を担当しています。

その他のセグメントには、王子不動産が土木建築工事や不動産関連のサービスを、王子エンジニアリングがプラント・機械類の設計製作やエンジニアリング事業を、王子物流が輸送・倉庫業を、㈱ギンポーパックがプラスチック容器の製造・販売を行っています。また、㈱ホテルニュー王子はホテル業を展開し、王子マネジメントオフィスはグループ本社機能を担っています。

これらの事業を通じて、王子ホールディングスグループは多岐にわたる産業に対して製品やサービスを提供しています。

特集記事

経営方針

王子ホールディングスは、そのグループ企業と共に、革新的価値の創造、未来と世界への貢献、環境・社会との共生を経営理念として掲げています。同社は、森林を健全に育て、その資源を活かした製品を創造し、社会に届けることで、希望あふれる地球の未来の実現に貢献することを目指しています。この目的のもと、2030年までの長期ビジョンを策定し、「環境問題への取り組み」、「収益向上への取り組み」、「製品開発への取り組み」の三つの柱を重点領域としています。

環境問題への取り組みでは、石炭使用量ゼロに向けた燃料転換や再生可能エネルギーの利用拡大、植林地の取得・拡大を通じた二酸化炭素純吸収量の拡大などを進めています。収益向上に関しては、コスト削減や操業改善に加え、戦略投資やM&Aを通じて事業を伸ばしていく方針です。製品開発では、環境配慮型素材・製品の開発やプラスチック代替品の商品化に取り組んでいます。

これらの取り組みを通じて、2030年度までに売上高2.5兆円以上を目指し、2030年度には2018年度比で温室効果ガス排出量を70%以上削減する「環境行動目標2030」を達成することを目標としています。2022年度から2024年度までの中期経営計画では、連結営業利益1,500億円以上、連結純利益1,000億円以上(安定的に継続)、海外売上高比率40%(将来的には50%を目指す)、ネットD/E比率0.7倍維持を数値目標として設定しています。

王子ホールディングスは、これらの戦略を基に、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指しています。