Snap 4Q決算:環境悪化で急ブレーキ、三大戦略進めるも短期的に厳しい見通し
Snapが現地時間1月31日、2022年本決算を発表。10〜12月期の売上高は13億ドルで、前年と比べて概ねフラットとなった。通期では46億ドルを売り上げ、同じく12%の拡大である。
売上成長の鈍化は、厳しい広告市況を反映したものだ。マクロ環境の逆風に加え、プラットフォームのポリシー変更、TikTokに代表される競争環境の激化など。逆風は至るところにある。
Snapの株価は昨年後半までにピーク時の十分の一ほどまでに下落したが、12月以降はやや持ち直す動きを見せた。しかし、決算発表後の時間外株価は約15%もの急落。それまでの増加分をやや吹き飛ばす形となった。
創業者CEOのエヴァン・スピーゲルは、長期的に前向きな姿勢を崩さない。コミュニティ拡大、収益源の多様化と加速、AR(拡張現実)領域への投資。一貫して、これら三つが成長戦略の柱だ。
今回の記事では、スピーゲルをはじめとする経営陣が決算発表において何を語ったのかについて、ポイントを押さえて紹介する。