今日は少し趣向を変えて、電力会社の比較をやってみたいと思います。
昨今、ビットコインなどの暗号通貨が注目されています。もし、日本国内でマイニングをやるとしたらどの地域でやるのがいいのでしょうか?
最後に電力あたりの料金を出そうと思いますが、せっかくなのでいろんな指標を比べていきます。
まずは売上の比較です。
東京電力ホールディングスが5.3兆円と最も多く、関西電力が3兆円で続いています。
以下、中部(2.6兆円)、東北(1.9兆円)、九州(1.8兆円)、中国(1.2兆円)までが1兆円を超える売上をあげています。
続いて経常利益です。
東電が2276億円、関西が1961億円、中部が1214億円、東北が1047億円、九州が942億円を稼いでいます。
1000億円を超える経常利益を稼ぐ電力会社は4社のみということになります。
経常利益率の比較です。
関西電力が6.5%と最も高く、東北と九州も5%を超えています。その他、東京、中部、沖縄が4%を超えていますが、それ以外の4社は3%を下回っています。
従業員数は、東電が4.2万人、関西3.2万人、中部3万人あたりが多いですね。
東北は2.5万人、九州は2万人ほどとなっています。
次に、種類別の発電量を見てみます。
火力発電は国内で最も大きな電力を生んでいますが、東電が1800億kWh以上を発電しています。
続いて中部が1100億kWh、関西が810億kWh。そのほかの地域は600億kWh以下になっています。
続いて水力です。
水力発電が最も多いのは関西で、120億kWh以上を発電しています。
続いて、東京が100億kWh、中部が85億kWhほど。どこも火力よりも小さいことがわかります。
2016年度に原子力発電を行なっているのは基本的に九州と四国だけのようです。九州は124億kWh、四国は49億kWhをそれぞれ発電しています。
販売電力量の比較です。
東京が2415億kWhと圧倒的な量を販売しています。
中部と関西はそれぞれ1210億kWhずつ、東北と九州は750億kWh前後となっています。
売上高とかなり近いですが、電力料金収入です。
東電が4兆円以上、中部と関西が2兆円ちょっととなっています。
東北と九州も1.3兆円を超えています。
最後に、kWhあたり電力収入を比べてみます。
概ね20円弱といったところですが、北海道と沖縄は20円を超えています。
中国と北陸が16円ほど、高い地域と比べて20%ほども安いですね。
以上のことから、日本国内でマイニングをするなら、北陸地方で行うのがベストということがわかりました。
以下の記事によると、中国の電気代は1kWhあたり9~11円ほどとのこと。日本のだいたい半分程度ということになりますね。