事業内容
沿革・会社概要
iRobot Corporation(以下、iRobot)は世界をリードするコンシューマー・ロボット企業である。家庭の内外を問わず、人々がより多くのことを行えるようにするロボットを設計・製造している。iRobotのコンシューマーロボットは、人々が日常生活の中でよりスマートに掃除をしたり、より多くのことを達成したりする方法を見つけるのをサポートする。この製品ポートフォリオを活用して、iRobotのエンジニアは、スマートホームを強化するロボットのエコシステムを構築してきた。その結果、25年以上にわたって、iRobotはロボットと消費者製品業界のパイオニアとして活躍する企業に成長している。
1990年の創業以来、iRobotは、ソフトウェア、エレクトロニクス、ハードウェアの緊密な統合を通じて、耐久性があり、高性能でコスト効率の高いロボットを設計、構築、販売、サポートするために必要な専門技術を開発してきた。iRobotのコア技術は、再利用可能なビルディングブロックとして機能し、次世代のロボットプラットフォームを構築するために適応させ、拡張するものである。このアプローチは、市場投入までの時間を短縮するだけでなく、製品開発に伴うコストやリスクを軽減することができる。消費者ニーズ、ロボットの設計、エンジニアリング、スマートホームの技術とトレンドに関するiRobotの豊富な専門知識は、ロボットベースの消費者向け製品の市場で期待される成長を最大限に活用できる立ち位置にある。
2002年に『Roombaロボット掃除機(「RVC」)』を発売して以来、iRobotは世界中で3,000万台以上の消費者向けロボットを販売し、世界の主要な地理的地域に強い存在感を持つ、グローバルで市場をリードする消費者向けロボットイノベーターとなった。
2017年中には、日本と欧州の主要販売代理店2社を買収し、グローバル事業を拡大してきた。2017年4月には、日本の東京に拠点を置く「セールス・オン・デマンド・コーポレーション(以下「SODC」)」のiRobot関連の流通事業を約1660万ドルの現金で買収した。
2017年10月には、欧州最大の販売代理店であるフランスの「Robopolis SAS(以下「ロRobopolis」)」を最終的な購入価格約1億6940万ドルで買収しましたが、買収した現金は約3,800万ドルであった。これらの買収により、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、日本、オランダ、ポルトガル、スペインなどの国で直接事業を展開し、全世界の収益の75%をより直接的にコントロールできるようになった。SODCとRobopolisの買収完了後、これらの組織をiRobotに統合し、主要なプロセスをさらに合理化・自動化すると思われる様々なシステムを統合するためのステップを2020年現在も継続している。
事業内容・サービス内容
2002年にロボット掃除機『ルンバ』を発売して以来、iRobotはイノベーションを追求し続け、強力な機能や機能を幅広く導入して消費者から高い評価を受けている。iRobotは、コンシューマロボットの技術とカテゴリーでのリーダーシップを拡大し、製品ポートフォリオをさらに拡大・多様化してきた。過去数年間、iRobotは、全体的な掃除の効率と性能の向上、ロボットのマッピングとナビゲーション機能の強化、RoombaとBraavaのロボットの連携の可能性、クラウド接続とアプリ開発によるユーザーのインタラクションの改善、スマートホームエコシステムの一部としての当社製品と他の接続デバイスとの統合の促進を目的とした研究開発イニシアチブに注力して事業を展開してきた。
iRobotは今後も、成長を続けるコネクテッド製品のポートフォリオによって可能になった機会を活用することで、便利でパーソナライズされた機能豊富で効果的なユーザー体験を提供するために、iRobot製品の技術やインターフェースの開発に投資していくことを予定している。Amazon Web Servicesを通じた堅牢な接続性とクラウド・インフラストラクチャ、およびiRobotのロボットの処理能力の向上を活用して、ホーム・ナレッジ・クラウドを構築することに成功した。iRobotは今後も、Roombaの住宅空間認識機能を利用して、住宅の空間をより広く理解できるようにすることで、スマートホーム体験をさらに進化させる方法を模索していく。
拡大していくコンシューマー向けロボット市場において、iRobotは消費者に魅力的な価値を提供する市場をリードするロボットソリューションの開発に今後も注力していく。消費者の視点から見て、iRobotのコアバリューは、購入当初の目的である物理的な任務を効率的かつ効果的に遂行するロボットの能力である。引き続き消費者のライフスタイルにシームレスにフィットし、より使いやすいロボットを目指して事業を展開していく。