ツルハホールディングス【3391】 プライム(内国株式)

医薬品・化粧品・雑貨の販売を行うドラッグストアの経営指導、フランチャイズ店への卸売、通信販売などを手がける。

ツルハホールディングス【3391】 プライム(内国株式)

医薬品・化粧品・雑貨の販売を行うドラッグストアの経営指導、フランチャイズ店への卸売、通信販売などを手がける。

事業内容

株式会社ツルハホールディングスは、医薬品、化粧品、雑貨などを販売するドラッグストアの経営指導および管理を行っています。同社は、連結子会社14社と非連結子会社1社を含むグループを形成し、広範な地域で事業を展開しています。特に、ツルハ、くすりの福太郎、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本、レデイ薬局、杏林堂グループ・ホールディングスなどの子会社を通じて、地域ごとに特化したサービスを提供しています。

株式会社ツルハは、薬局および店舗販売業に基づく医薬品の販売を行い、フランチャイズ店への卸売販売も手がけています。くすりの福太郎は関東地区で、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本は中国・九州地区で、レデイ薬局は中四国地区でそれぞれ医薬品の販売を行っています。これにより、地域ごとのニーズに応じたサービスを提供し、顧客満足度の向上を図っています。

杏林堂グループ・ホールディングスは、ドラッグストア運営子会社の経営指導および管理を行い、杏林堂薬局は静岡県内で、ビー・アンド・ディーは愛知県内で医薬品の販売を行っています。また、ドラッグイレブンは九州・沖縄地区を中心に展開し、広島中央薬局は広島県内で事業を行っています。これにより、同社は全国的なネットワークを構築しています。

さらに、ツルハグループマーチャンダイジングは、グループ全般に係る商品の調達や物流、プライベートブランド商品の企画開発、通信販売業務を担当しています。ツルハフィナンシャルサービスは保険代理店業務を行い、ツルハファーマシーは不動産賃貸業を手がけています。ツルハ酒類販売は酒類の通信販売を行い、セベラルは自動販売機の賃貸および飲料の販売を行っています。これにより、同社は多角的な事業展開を実現しています。

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経営方針

株式会社ツルハホールディングスは、イオン株式会社とウエルシアホールディングス株式会社との経営統合を視野に入れ、各社の経営資源を最大限に活用し、シナジーを追求しています。この統合により、同社は地域社会における生活の質向上を目指し、顧客に豊かさと余裕を提供することを経営理念としています。特に、地域の生活・雇用や経済活動の場を提供し、地域社会への貢献を重視しています。

次期の重点方針として、収益性を重視した店舗展開戦略を掲げています。既存地域でのドミナント戦略を推進し、早期黒字化や投資回収期間のKPI管理を強化することで、質の高い新規出店を目指します。また、既存店では新たな品種の導入やスクラップ・アンド・ビルドを通じて収益力の改善を図ります。調剤薬局の新規開設と機能向上も進め、ドラッグストアとの連携強化を図ります。

プライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」の開発・販売を推進し、企業価値と競争力の向上を目指しています。大手メーカーとの共同開発や健康志向商品の開発を通じて、顧客のロイヤリティ向上を図ります。また、環境配慮型商品の開発にも注力し、持続可能な社会づくりに貢献します。デジタル戦略では、顧客データプラットフォームを活用し、顧客満足度の向上と新規顧客の獲得を目指します。

サステナブル経営の推進として、社員の自律的な成長を図る「人的資本経営」を策定し、地域社会への貢献を強化します。コーポレート・ガバナンス体制の充実を図り、長期的な企業価値の向上を目指しています。これらの施策は、2022年6月に公表された中期経営計画に基づき、確実に実行される予定です。