ペッパーフードサービス【3053】 スタンダード(内国株式)

ステーキや肉料理を中心に、「いきなり!ステーキ」や「炭焼ステーキくに」等のレストラン運営、冷凍食品やソースの商品販売を展開。

ペッパーフードサービス【3053】 スタンダード(内国株式)

ステーキや肉料理を中心に、「いきなり!ステーキ」や「炭焼ステーキくに」等のレストラン運営、冷凍食品やソースの商品販売を展開。

事業内容

ペッパーフードサービスは、ステーキやその他肉類を中心とした加熱料理を提供するレストラン事業を主軸に展開しています。同社の代表的なブランド「いきなり!ステーキ」は、感熱センサー付電磁調理器を用いた独自の店舗運営システムにより、高級料理を手頃な価格で素早く提供することを特徴としています。さらに、「炭焼ステーキくに」や「こだわりとんかつ かつき亭」、「牛たん仙台なとり」、「Prime42 BY NEBRASKA FARMS」など、多様な飲食店ブランドを運営しており、それぞれの専門分野において質の高い食事を提供しています。

ペッパーフードサービスは、直営事業、フランチャイズ事業、委託事業の3つの事業形態を通じて、これらのレストランを展開しています。直営事業では、新商品やサービスのテスト導入、加盟店の人材教育・研修を行い、フランチャイズ事業では、加盟契約者への店舗運営ノウハウの提供や食材の卸売りなどを行っています。委託事業では、当社所有の店舗運営を受託者が行い、業務委託料を支払う形態を取っています。

また、同社は商品販売事業も手掛けており、ネットショップを通じて冷凍ハンバーグや冷凍いきなり!ガーリックライス、ステーキセットなどを販売しています。これらの商品は、同社のレストランでの食事体験を自宅でも楽しめるようにすることを目的としています。さらに、業務用卸販売として、とんかつソースやステーキソースなども提供しており、同社のブランド監修のもと、ソースやピラフなどの販売からもロイヤリティ収入を得ています。

特集記事

経営方針

ペッパーフードサービスは、外食産業の厳しい環境下でも、新型コロナウイルス感染防止策の徹底や積極的な情報発信、商品キャンペーンを通じて顧客満足度の向上と業績回復に努めています。同社は、「お客様の笑顔・お取引先の笑顔・皆が喜ぶ私の仕事・地域社会も豊かにします」という経営理念のもと、食の喜びと心からのおもてなしを提供することを基本方針としています。また、好立地の出店候補物件の確保を通じて安定的な事業拡大を目指し、売上高及び利益の増加率を重要な経営指標と位置づけています。

中長期的な成長戦略として、ペッパーフードサービスは既存事業の収益安定化とデジタルトランスフォーメーション、プロモーション投資の推進、アジアを中心とした海外展開、新業態の企画・検討を重点領域としています。これらの取り組みにより、新たな成長の柱を構築することを目指しています。

人材育成にも力を入れており、社員採用基準やFC契約基準の厳格な運用と教育訓練の徹底、コンプライアンス遵守を通じて優秀な人材の育成に努めています。また、マーケティングの強化にも注力し、新規顧客獲得とリピート率向上を目指しています。具体的には、全店ナショナルキャンペーンの実施、季節に応じた商品キャンペーン、デリバリーサービスの拡大、TikTokを活用した動画マーケティング活動などを展開しています。

さらに、食の安全管理の徹底や食材調達ルートの多元化、キャッシュレス決済の多様化など、顧客の安心・安全と利便性の向上にも力を入れています。これらの戦略を通じて、ペッパーフードサービスは持続可能な成長を目指しています。