事業内容
ジンズホールディングスとそのグループ企業は、主に眼鏡小売業を展開しています。同社グループは、株式会社ジンズホールディングスを中心に、連結子会社10社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社2社から構成されています。事業内容は大きく分けて、国内アイウエア事業と海外アイウエア事業、その他のセグメントに分類されます。
国内アイウエア事業では、株式会社ジンズが中心となり、眼鏡の小売を行っています。また、株式会社ヤマトテクニカルは非連結子会社として位置づけられています。
海外アイウエア事業においては、吉姿商貿(瀋陽)有限公司や睛姿(上海)企業管理有限公司、JINS US Holdings, Inc.、JINS Eyewear US, Inc.、台灣睛姿股份有限公司、JINS CAYMAN Limited、JINS ASIA HOLDINGS Limited、JINS Hong Kong Limitedなど、複数の連結子会社を通じて、主にアジアとアメリカ市場での眼鏡小売業を展開しています。
その他のセグメントでは、株式会社ジンズホールディングス自体が含まれ、株式会社Think Labが連結子会社として、FITTINGBOX S.A.が持分法適用関連会社として、株式会社ジンズノーマが非連結子会社として挙げられています。
これらの事業を通じて、ジンズホールディングスグループは、国内外で幅広い眼鏡関連商品の提供を行っており、グローバルな視点での事業展開を進めています。
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経営方針
ジンズホールディングスは、アイウエア業界における持続的な成長を目指し、独自の成長戦略を推進しています。同社の基本方針は、ブランドビジョン「Magnify Life」を軸に、市場環境の変化に組織的に対応し、グローバルな成長を確実なものとすることです。このビジョンの下、行動指針として「Progressive」、「Inspiring」、「Honest」を掲げ、顧客体験の提供を通じてブランドの浸透と持続的な成長を目指しています。
中長期的な経営戦略として、ジンズホールディングスはSPA体制を活用し、高品質・高機能なメガネを市場最低・最適価格で提供しています。商品力と接客力の向上、イノベーティブなプロダクトの開発、多様なニーズに応えるサービスの導入を進め、顧客価値を高めるビジネスモデルの構築に努めています。
具体的な戦略としては、商品戦略では「Air frame」シリーズや「JINS PROTECT」などの新しい価値をもたらす商品開発を継続的に進め、レンズに関しては、大手レンズメーカーの薄型非球面レンズを標準装備し、様々な機能が付いたレンズをお求めやすい価格で提供しています。
店舗戦略では、ECサイトでの販売を推進しつつ、店舗網の拡充に努め、地域に根差した店舗の出店や、お客様の利便性を高める取り組みを進めています。また、デジタル戦略として、ECサイトやアプリの活用を推し進め、デジタルの最新技術を取り入れた取り組みを進めています。
これらの戦略を通じて、ジンズホールディングスは、国内外での事業拡大と企業価値の向上を目指しています。同社は、経営指標として国内外のアイウエア事業の収益性と成長性を重視し、営業利益や売上高営業利益率、自己資本当期純利益率(ROE)の向上に努めています。