事業内容
NTTデータグループは、公共・社会基盤、金融、法人、海外の4つの主要な事業セグメントを持つ大手ITサービス企業です。同社は、行政、医療、通信、電力などの社会インフラや地域活性化に貢献する高付加価値なITサービスを提供しています。これには、関係会社が一部を担当している場合もあります。
金融セグメントでは、金融機関の業務効率化やサービス向上を目指し、高付加価値なITサービスを提供しています。また、法人向けには、製造業、流通業、サービス業などの事業活動を支援するITサービスや、クレジットカード等のペイメントサービス、プラットフォームソリューションを提供しています。
海外事業では、市場特性を考慮した高付加価値なITサービスを提供し、グローバルなビジネス展開を支援しています。さらに、業界横断的なコンサルティング・ソリューションの提供や、本社部門機能のサポートなど、その他の事業も手がけています。
これらの事業を通じて、NTTデータグループは、幅広い分野でのITソリューション提供により、社会の発展に貢献しています。同社の事業は、関係会社との連携により、さまざまなニーズに対応する柔軟なサービスを展開しています。
特集記事
経営方針
NTTデータグループは、2022年5月に発表した新たな中期経営計画「Global 3rd Stage」を推進しています。この計画では、「Realizing a Sustainable Future」をスローガンに掲げ、サステナブルな社会の実現を目指しています。同社は、テクノロジーを活用して様々な人々をつなぎ、未来に向けた価値を創造することを目標としています。
この目標を達成するために、NTTデータグループは5つの戦略を策定しました。第一の戦略は、ITとConnectivityの融合による新たなサービスの創出です。NTTグループとの連携を強化し、Edge to Cloudのサービス提供力を高めることで、新たな社会プラットフォームや革新的なサービスを創出しています。
第二の戦略は、フォーサイト起点のコンサルティング力強化です。社長直轄の本社組織「コンサルティング&アセットビジネス変革本部」を新設し、未来を構想する方法論を整備しています。
第三の戦略は、アセットベースのビジネスモデルへの進化です。お客様に提供できる価値を再利用可能な状態で集約化し、コンサルティングからデリバリー・マネージドサービスまでを提供できる環境を構築しています。
第四の戦略は、先進技術活用力とシステム開発技術力の強化です。Emerging、Growth、Mainstreamの技術の成熟度に応じた活動を推進し、未来の競争力獲得に向けています。
最後の戦略は、人財・組織力の最大化です。多様な人財が活躍できる組織機能・カルチャーの構築を目指し、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進しています。
これらの戦略を通じて、NTTデータグループは、サステナビリティ経営の推進にも力を入れています。非財務指標を中心とした事業戦略を統括するサステナビリティ経営推進部を設置し、「Clients’ Growth」、「Regenerating Ecosystems」、「Inclusive Society」の3つの軸に加え、計9つのマテリアリティを策定し、活動を促進しています。
また、海外事業の統合と持株会社体制への移行、グローバル連携機能の強化にも取り組んでいます。これにより、グローバルレベルでのサービス提供力の強化と、シナジー創出を加速しています。