事業内容
GMOインターネットグループは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業集団です。同社は、インターネットインフラ事業、EC支援事業、セキュリティ事業、決済事業、アクセス事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業、インキュベーション事業など、広範囲にわたるサービスを提供しています。
インターネットインフラ事業では、ドメイン登録サービス「お名前.com」や「ムームードメイン」、クラウド・ホスティングサービス「ConoHa by GMO」などを展開。EC支援事業では、ネットショップ構築プラットフォーム「カラーミーショップ」やCtoCハンドメイドマーケット「minne」を提供しています。
セキュリティ事業では、SSLサーバー証明書の発行や電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」などを手がけ、決済事業では、通販・EC事業者向けの「PGマルチペイメントサービス」や自治体・公共機関向けクレジットカード決済サービスを提供しています。
アクセス事業では、インターネット接続サービス「GMOとくとくBB」を展開。インターネット広告・メディア事業では、リスティング広告やアドネットワーク広告、さらには10代女子向けコミュニティサイト「prican」などの運営を行っています。
インターネット金融事業では、オンライン証券取引や外国為替証拠金取引(FX)などを提供。暗号資産事業では、暗号資産の現物取引やレバレッジ取引、マイニングセンターの運営などを手がけています。
最後に、インキュベーション事業では、インターネット関連企業を中心とした未上場会社への投資事業を展開しています。これらの事業を通じて、GMOインターネットグループは、インターネットの基盤となる多様なサービスを提供し、デジタル社会の発展に貢献しています。
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経営方針
GMOインターネットグループは、「すべての人にインターネット」というビジョンのもと、インターネットインフラの提供に注力し、日本を代表する総合インターネットグループを目指しています。同社は、インターネットを通じて新たな文化や産業を創造し、顧客の笑顔と感動を生み出すことで社会に貢献することを経営理念として掲げています。
成長戦略として、GMOインターネットグループは、グループシナジーの追求、AI技術の活用加速、グローバル展開の推進を重点領域としています。グループシナジーでは、106社からなる企業集団の経営資源を効率的に活用し、スピード経営と創業精神「GMOイズム」の共有を通じて、経営資源の最適化を図っています。AI技術の活用では、金融関連データの解析をはじめとするAIの研究・開発を推進し、ChatGPTの登場を受けて、AIを活用した新サービスの提供に力を入れています。グローバル展開では、ドメイン事業の「.shop」やセキュリティ事業のSSLサーバー証明書などの海外展開を加速し、グループ統一ブランド「Z.com」を活用して、インターネットインフラ事業やインターネット金融事業の海外市場での事業基盤の確立を目指しています。
また、技術開発においては、技術の進歩が著しいインターネット関連技術分野での競争優位を確保するため、エンジニアやクリエイターを「グループの宝」と位置付け、その採用・育成に注力しています。サステナビリティ経営の推進も重視しており、「すべての人にインターネット」の実現に向けた取り組みを通じて、社会課題の解決に貢献しています。
これらの戦略を通じて、GMOインターネットグループは、インターネットのさらなる普及と発展に貢献し、持続可能な成長を目指しています。