ジャパンディスプレイ【6740】 プライム(内国株式)

ディスプレイ及び関連製品の開発、設計、製造、販売を手掛け、スマートフォン、車載用機器、ウェアラブル機器、VR機器等に搭載。

ジャパンディスプレイ【6740】 プライム(内国株式)

ディスプレイ及び関連製品の開発、設計、製造、販売を手掛け、スマートフォン、車載用機器、ウェアラブル機器、VR機器等に搭載。

事業内容

ジャパンディスプレイとそのグループ会社は、ディスプレイおよび関連製品の開発、設計、製造、販売を主な事業内容としています。同社グループは、ジャパンディスプレイ自体、海外製造子会社1社、および海外販売子会社等7社で構成されています。提供するディスプレイは、電子機器の出力装置として機能し、文字、写真、動画などの画像を表示する重要な電子部品です。

ジャパンディスプレイが手掛けるディスプレイ製品は、スマートフォン、車載用機器、ウェアラブル機器、VR機器など、幅広い用途に対応しています。これらの製品は、日常生活における様々なシーンで利用され、高い技術力と革新性を要求される市場で競争力を持っています。

なお、ジャパンディスプレイグループの事業はディスプレイ事業の単一セグメントに集約されており、そのため事業別セグメント情報は特に記載されていません。これは、同社の事業戦略がディスプレイ技術の開発とその応用に集中していることを示しています。

以上の情報は、2023年3月31日時点のものであり、ジャパンディスプレイの事業内容とその範囲を示す事業系統図によっても補足されています。この事業系統図は、同社およびそのグループ会社が手掛ける事業の全体像を視覚的に理解するのに役立ちます。

特集記事

経営方針

ジャパンディスプレイは、革新的なディスプレイ技術の開発と提供を通じて、社会と人々の課題解決に貢献することを目指しています。同社は、「METAGROWTH 2026」という中期経営計画を策定し、その中で「世界初、世界一」の技術開発を重点領域と位置づけています。この計画は、技術リーダーシップの回復、革新的な技術による飛躍的な成長、そしてGreenTechとサステナビリティ経営の推進を柱としています。

ジャパンディスプレイは、次世代OLEDであるeLEAP、高移動度酸化物半導体(HMO)、メタバース向けの超高精細ディスプレイ、AutoTech、透明ディスプレイRælclear、新技術・新商品・新事業の6つを成長ドライバーとして位置づけています。これらの技術は、顧客の価値創造と競争優位性の強化に貢献し、収益力の向上を目指します。

また、同社はサステナビリティ経営を重視し、環境や社会への貢献を基準に技術開発を進めています。例えば、eLEAP技術は生産過程での廃棄ロスやCO2排出量を大幅に低減し、HMO技術はディスプレイの消費電力を削減します。これらの取り組みは、ESG意識の高い顧客の付加価値創出にも寄与します。

さらに、ジャパンディスプレイは、知的財産権の積極的な活用を通じてロイヤリティ収入の獲得を目指しています。eLEAP及びHMO技術のオープン戦略をとり、他企業へのライセンス提供を進めることで、技術の普及促進を図ります。また、IPS技術に関する特許のライセンシング活動を強化し、ロイヤリティ収入の拡大を目指しています。

ジャパンディスプレイは、これらの戦略を通じて、厳しい事業環境からの脱却と持続的な成長を目指しています。同社の取り組みは、技術立社としての地位を確立し、全てのステークホルダーに未来価値を創造することに貢献することを目的としています。