”日の丸液晶”として発足した「ジャパンディスプレイ」なぜ経営難に陥ったのか②
(前回のつづき)
産業革新機構による旗振りのもと、2013年にスタートしたジャパンディスプレイ。Appleやファーウェイ向けのディスプレイで販売を伸ばし、2015年度には売上1兆円に迫った。
ところが、販売が伸びても利益が出ない。高コスト体質を解決するべく重い腰を上げたジャパンディスプレイは経営陣を刷新、「組織体質」を抜本的に見直した。
しかし、本当の地獄が始まったのは、実はここからだったのである。