オムロン【6645】 プライム(内国株式)

制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品の製造・販売、オムロンの「i-Automation!」を提唱。

オムロン【6645】 プライム(内国株式)

制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品の製造・販売、オムロンの「i-Automation!」を提唱。

事業内容

オムロンは、電気機械器具、電子応用機械器具、精密機械器具、医療用機械器具、およびその他の一般機械器具の製造・販売を中心に事業を展開しています。その製品範囲は、産業用制御機器コンポーネント全分野、システム機器、生活・公共関連の機器・システムに広がっています。

オムロンの事業は大きく4つのセグメントに分かれています。第一に、インダストリアルオートメーションビジネス(IAB、制御機器事業)があり、これは「オートメーションで人、産業、地球の豊かな未来を創造する」をビジョンに掲げ、製造業のモノづくりを革新するための制御機器を提供しています。独自の価値創造コンセプト“i-Automation!”を通じて、産業の高度化と働く人々の幸せの実現に貢献しています。

第二に、ヘルスケアビジネス(HCB、ヘルスケア事業)があり、「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに掲げ、血圧計や体温計、ネブライザなどの医療機器を開発・販売しています。また、遠隔診療サービスの提供も行っています。

第三に、ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネス(SSB、社会システム事業)があり、「世界中の人々が安心・安全・快適に生活し続ける豊かな社会を創造する」をミッションに、太陽光発電用パワーコンディショナー、蓄電システム、自動改札機や交通管制システムなど、社会インフラを支える製品やソリューションを提供しています。

最後に、デバイス&モジュールソリューションズビジネス(DMB、電子部品事業)があり、「我々のデバイスとモジュールで、顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する」をミッションに、リレー、スイッチ、コネクター、センサーなどの電子部品を提供しています。

これらの事業を通じて、オムロンは産業の発展、健康な生活の実現、社会インフラの充実、そして技術革新に貢献しています。

特集記事

経営方針

オムロンは、産業用制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品の4つの主要事業を通じて、社会の発展と人々の生活の向上に貢献しています。同社は、中期経営計画「SF 1st Stage」を策定し、長期ビジョン「Shaping The Future 2030」に向けた取り組みを加速しています。この計画では、事業成長とサステナビリティ課題への取り組みを一体化し、新たな価値創造に挑戦しています。

オムロンは、社会的課題の解決を通じて社会価値を創出することを目指しており、カーボンニュートラルの実現、デジタル化社会の実現、健康寿命の延伸に貢献することを重点領域としています。これらの領域での取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目標としています。

具体的には、インダストリアルオートメーションビジネスでは、モノづくりの高度化に貢献し、ヘルスケアビジネスでは循環器疾患の「ゼロイベント」を目指します。ソーシャルシステムズ・ソリューション&サービスビジネスでは、再生可能エネルギーの普及とデジタル社会のインフラ持続性に貢献し、デバイス&モジュールソリューションズビジネスでは新エネルギーと高速通信の普及に貢献します。

また、オムロンは企業運営と組織能力のトランスフォーメーションを進め、ダイバーシティ&インクルージョンの加速、DXによるデータドリブンの企業運営、サプライチェーンのレジリエンス向上に取り組んでいます。これらの取り組みは、オムロンが持続的な成長を達成し、社会の持続的発展に貢献するために不可欠です。

オムロンの中期経営計画「SF 1st Stage」は、社会的課題の解決を事業の成長と直結させることで、企業価値の向上を目指しています。同社は、これらの取り組みを通じて、2030年に向けた長期ビジョンの実現に向けて前進しています。