事業内容
ストライクは、公認会計士および税理士が経営主体となり、M&A(企業合併、企業買収、企業間の資本提携など)の仲介を主な事業としています。ストライクはM&A仲介事業の単一セグメントを持ち、セグメント情報は記載されていません。
ストライクは、オーナー経営者の高齢化による事業承継やノンコア事業の処分、投資資金の回収、新たなスポンサー探索、スタートアップ企業の資金調達など、さまざまな理由で企業や事業の譲渡ニーズに応えています。また、スケールメリットやシナジー効果の活用、事業リスクの回避、効率的な投資運用、オープンイノベーションの活用など、企業や事業の買収ニーズにも対応しています。
ストライクは「世界を変える仲間をつくる。」をミッションに掲げ、M&Aの当事者となる企業や従業員、その家族、取引先など多くの関係者の想いに向き合い、企業・事業の譲渡をサポートしています。全国に営業所を持ち、多様な業種・事業体のM&Aに携わっています。
ストライクは、インターネット上でのマッチングサイト「M&A市場SMART」を構築し、効率的に相手先を探索しています。独立性と公平性を維持し、譲渡先と買収先の中立的な立場でM&Aをサポートし、友好的なM&Aの創出を図っています。
ストライクは、仲介業務のほか、アドバイザリー業務、デューディリジェンス業務、企業評価業務、コンサルティング業務も行っています。これらの業務はM&A仲介業務に含まれ、買収側または譲渡側の利益を優先したサポートを提供しています。
ストライクのM&A仲介業務フローは、案件探索、案件化、マッチング、クロージングの4つのステップで構成されています。各ステップで、セミナー開催や情報発信、秘密保持契約の締結、買収候補先のリストアップ、基本合意契約の締結などを行い、M&Aの成功をサポートしています。
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経営方針
ストライクは、「世界を変える仲間をつくる。」をミッションに掲げ、M&Aを通じて企業の成長を支援しています。特に中堅・中小企業のM&A仲介を主力事業とし、専門性の高いサービスを提供することで、顧客の安心と満足を追求しています。業界ガイドラインや自主規制を遵守し、質の高いM&A支援を行う方針です。
ストライクは、買収候補先の探索を強化するため、データベースの活用や提携金融機関からの紹介、インターネットを通じたマッチングを推進しています。また、M&Aの利便性を広く社会に認知させるため、情報発信を強化し、買収希望企業に対して「プレマーケティングサービス」を提供しています。
日本国内の中堅・中小企業のM&A市場は拡大傾向にあり、ストライクは事業承継以外のM&A市場にも積極的に参入しています。スタートアップ企業と大企業の提携を促進する「S venture Lab.」を展開し、新しいビジネスや市場の創出を目指しています。
人材の確保と育成も重要な戦略の一環です。ストライクは、M&Aコンサルタントの積極的な採用と育成を行い、サービス品質の向上を図っています。新卒採用にも力を入れ、研修やOJTを通じて人材育成を強化し、働きやすい職場環境の整備にも努めています。
ガバナンス体制の強化も進めており、取締役会の諮問機関を設置し、サステナビリティ推進委員会を中心にSDGs達成に向けた取り組みを行っています。これにより、ストライクは持続可能な成長を目指し、社会に貢献する企業としての地位を確立しようとしています。