事業内容
セーフィーは、映像技術を核とした事業展開を行っている企業です。同社グループは、セーフィーベンチャーズ株式会社の設立やMUSVI株式会社への出資を通じて、連結子会社1社と持分法適用会社1社を有しています。セーフィーのビジョン「映像から未来をつくる」のもと、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を開発・運営しており、サブスクリプション型で提供されるこのサービスは、映像分析や連携サービスの追加が可能な柔軟性を持っています。
「Safie」は、小売、外食、不動産、建設、警備、自治体など多岐にわたる業界で利用されており、監視カメラサービスとしてだけでなく、作業工程の可視化や遠隔地の監視など、生産性向上や業務改善に貢献しています。また、顔認証やPOSレジ情報連携、人数カウントサービスなど、様々な機能を追加しており、映像データを活用した現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
セーフィーは、自社でのソフトウェア開発にも力を入れており、クラウド制御やデバイス制御、画像処理などの機能を提供しています。APIの公開により、開発パートナーとのエコシステムを構築し、映像プラットフォームの強化を図っています。販売面では、直販のほか、100社以上の販売パートナー網を構築し、OEM提供を含む幅広い展開を行っています。2022年12月末時点で、課金カメラ台数は18.6万台に達し、クラウドモニタリング・録画サービス市場において約56.4%のシェアを獲得しています。
特集記事
経営方針
セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を開発・提供しています。同社は映像、クラウド、AI技術を駆使し、世界中の映像デバイスとインターネットを繋ぎ、データ化することで、日々の意思決定を迅速かつ効果的に行うことができる世界の実現を目指しています。この目標を達成するため、優位性のある商品開発、顧客業界ごとのアプリケーション提供、オープン・エコシステムの構築を推進しています。
セーフィーの強みは、高画質、高セキュリティで低価格な「Safie」サービスと、それを支える技術力にあります。また、販売力においては、直販営業網と販売パートナー網の双方を活用し、市場シェアNo.1を獲得しています。顧客基盤と拡張性に関しても、多様な業界での活用が見込まれ、業界ごとに解決すべき課題に対応することで、事業の拡大を進めています。
中長期的な経営戦略としては、ユーザー基盤のさらなる拡大とクラウド録画型映像プラットフォームとしての価値向上を掲げています。ユーザー基盤の拡大には、業界ごとの販売パートナーとの協業や製品開発へのフィードバックを通じたサービスの継続的なアップデートが含まれます。価値向上には、膨大な映像データを活用した新しい画像解析サービスの開発や、エンドユーザーに提供されるサービスの拡張が含まれます。
セーフィーは、技術力の強化、追加サービスの展開、利益及びキャッシュ・フローの創出を通じて、持続的な成長を目指しています。同社の戦略は、映像データを活用したデジタルトランスフォーメーションを推進し、社会に貢献することにあります。