セーフィー、ARR100億円を突破。アナログ規制の緩和・撤廃が更なる後押しへ
AIカメラを手がけるセーフィーが、ARR(年次リカーリングレベニュー)100億円の大台を突破した。
人口減少に伴う労働力不足が懸念される中、セーフィーが推進するのは「現場DX」。生産年齢人口はピーク時の8,500万人超から、将来的に5,000万人へと減少。2040年には1,100万人あまりの労働供給が不足するとも言われる。
中でも多くの人手が必要なのが、建設や物流だ。「人手不足倒産」が年々増加しており、2023年度には30%を建設、14.7%を物流が占めた。「現場」をもつ業界の有効求人倍率は高止まりしており、労働力不足は今すでに深刻である。
セーフィーは人手不足に苦しむ現場に、遠隔ソリューションという選択肢を提供する。株式市場での評価は低迷しているが、2026年には調整後営業利益の黒字化も見えてきた。今回の記事では、そんな同社の現在地を紹介する。