メルカリ【4385】 プライム(内国株式)

個人間取引のフリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」、クレジットカード「メルカード」、ビットコイン取引サービスを展開する企業。

メルカリ【4385】 プライム(内国株式)

個人間取引のフリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」、クレジットカード「メルカード」、ビットコイン取引サービスを展開する企業。

事業内容

メルカリは、個人間取引(CtoC)のためのマーケットプレイス「メルカリ」を運営しています。このプラットフォームは、誰でも簡単に不要品を売買できるユニークなユーザー体験を提供しています。スマートフォンやWebから簡単に商品を出品・購入でき、配送業者やコンビニエンスストアとの提携により、手頃な価格の配送オプションも提供しています。

メルカリは、MarketplaceとFintechの2つの事業セグメントを持っています。Marketplaceでは、フリマアプリ「メルカリ」やBtoCマーケットプレイス「メルカリShops」を運営し、国内外での取引を促進しています。2024年6月期には、GMV(流通取引総額)が1兆727億円、MAU(Monthly Active Users)が2,200万人を超えるまでに成長しました。

Fintechセグメントでは、スマホ決済サービス「メルペイ」を提供しています。メルカリの利用履歴に基づくAI与信を活用したクレジットカード「メルカード」も展開し、340万枚を突破するなど順調に拡大しています。また、ビットコイン取引サービスも開始し、暗号資産口座の開設数で業界トップの実績を誇ります。

メルカリUSでは、「the easiest and safest selling app」として、米国市場での成長を目指しています。出品手数料を無料化し、購入者が手数料を負担するモデルに変更するなど、独自の戦略を展開していますが、外部環境の影響で成長率は鈍化しています。それに対応し、マーケティング費用の見直しと組織再編を行い、セグメント損失の改善を図っています。

特集記事

経営方針

メルカリは、CtoCマーケットプレイス「メルカリ」を基盤に、信用やデジタルアセットなどの価値循環を拡大し続けています。サステナブルな社会への貢献を目指し、事業成長がサーキュラーエコノミーの実現に直結することを強調しています。メルカリは、未発見の価値を引き出し、世界中の人々に届けることを使命としています。

メルカリは、日本と米国で事業を展開し、GMVや売上収益の成長を通じて企業価値の向上を図っています。特に、CtoCマーケットプレイスのパイオニアとして、日本の中古品市場の拡大を牽引しています。米国市場でも個人間取引のニーズに応え、中古品市場の成長に貢献しています。

メルカリは、ユーザーエンゲージメントの高さを活かし、AI技術を用いたデータ活用でユーザー体験を向上させています。スマホ決済サービス「メルペイ」では、利用実績に基づく与信を提供し、新規サービスの開発にもつなげています。ネットワーク効果を活用し、高いロイヤルティを獲得しています。

メルカリのビジネスモデルは高い収益性を実現しており、広告宣伝費の効率的な管理が可能です。Fintech分野では、Creditサービスの成長を進め、収益基盤を強化しています。組織文化としては、多様なタレントが活躍できる環境を重視し、グローバルな組織基盤を構築しています。

2024年6月期には、成長と収益のバランスを意識し、既存事業の成長加速と新規事業創出に取り組んでいます。2025年6月期には、増益を伴うトップラインの成長を目指し、グループシナジーを活用した事業拡大を推進しています。MarketplaceとFintechの両セグメントでの成長を図り、非連続な成長を実現する方針です。