メルカリ2Q決算:中間期初の黒字、競争が激化する中での成長戦略に注目
フリマアプリのメルカリが2月4日、2020年7〜12月期決算を発表した。新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要を追い風にアプリでの売買が活発化し、中間期として初めて黒字転換を達成した。
売上高は前年比46%増の482億円と大幅に増え、営業利益は13.7億円の黒字(前年は139億円の赤字)となった。
2Q(20年10〜12月)のみでみると、初めて営業黒字となった20年4〜6月期から3四半期連続で黒字を確保。利益額としても過去最高を更新した。
もっとも、巣ごもり需要のピークアウトによる成長鈍化の懸念も拭えない。国内外での競争環境も厳しさを増している。
決算内容をセグメントごとに分解しながら、今のメルカリを理解する上で注目すべきポイントを確認していきたい。
メルカリJP事業は拡大が続いている。