2021年創業で評価額40億ドル超!OpenAI出身者のもと猛追する「Anthropic」
Anthropic

2023年に大きな注目を集めたテーマといえば「生成AI」であることに異論の余地はない。

ChatGPTの急拡大は言うに及ばず、運営元のOpenAIではサム・アルトマンCEOが追放されてすぐに元鞘に戻った。こんなドタバタ劇が起こるのも、乱世ならではのように思える。

そう、時代は乱世なのだ。2010年代にスマホが普及する中では数多くの事業が生まれた。2020年代、それに匹敵するものが「生成AI」になりうる。NVIDIAのジェンスン・フアンCEOも「生成AIこそスマホシフトの次の波」と言う。無論、ポジショントーク全開ではあるが。

新たなトレンドが巻き起これば、台頭するプラットフォームは一つではない。OpenAIが圧倒的な存在感を誇る中、大企業やスタートアップが次なる大波を掴み取ろうと巨額を投じている。

一際目立つのが「Anthropic」という会社だ。生成AIに関する情報を集めている方なら、ほとんどの人がその存在を認識している。「OpenAIから派生して生まれた」ということも広く知られている。

今回の記事では、Anthropicという企業が生まれた経緯と近況について改めて紐解く。果たして同社はどのように生まれ、何を実現しようとしているのだろうか。

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