大豆ミート、セブン&アイなど販売じわり拡大 「先入観」普及に壁も
繊維状にした大豆を肉に近い食感に加工した「大豆ミート」が一般の食卓にも徐々に広がってきた。ビーガンらに支持されて注目が集まったが、新型コロナ下での健康意識の高まり、牛肉の価格高騰、環境配慮の機運が背景にある。
セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は2020年春から全約130店舗で販売し、1〜3月の売上高は前年比30%増。餃子やナゲット、ひき肉風など15種類まで増やし、メニューの提案と合わせて訴求している。
一方、食べたことがなくても「おいしくない」というイメージから敬遠する人も少なくない。需要を掘り起こす戦略について、ヨーカ堂で大豆ミートや精肉を担当する工藤秀夫マーチャンダイザーに聞いた。