店舗あたり売上が10年で倍増!米ホームセンター「ホームデポ」の戦略に迫る
米ホームセンター最大手のホームデポが好調だ。巣ごもりによるDIY(日曜大工)需要の高まりを受け、2021年1月期の通期売上高は過去最高の1,321億ドルとなった。
4Q(2020年11月〜2021年1月)の売上高は前年比25.1%増の323億ドル。巣ごもり特需がピークとなった2Qからは減収となったが、前年比の増収率は加速している。
ホームデポの業績で注目すべきは、この10年間で店舗数は変わっていないのに売上が2倍になっていることだ。店舗ばかりが増え、売上は横ばいが続く日本のホームセンター業界とは対照的な状況でもある。
好業績の背景には、一体どんな戦略があるのだろうか。ホームデポの概要から近年の戦略、直近の状況までを確認しよう。
米国のホームセンター「ホームデポ」は1978年、バーニー・マーカスとアーサー・ブランクの二人によって創業された。