『Netflix』がついに上場!競合ブロックバスターとの戦いもまだまだ続く
資金調達力があったヘイスティングスが正式にCEOとなったネットフリックス。
LVMHグループの創業者からも出資を受けることに成功し、ヘイスティングスはCEOとして社内の家族的な雰囲気を一掃。ヘイスティングスが指揮することでトップダウン型の経営にシフトしたのでした。
さらにサブスクリプションプランを導入したネットフリックスですが、2000年時には競合ブロックバスター側に提携を打診。しかしブロックバスターはネットフリックスからの提携話を拒絶したのでした。
ネットフリックスの競合であるブロックバスターは、1999年にIPO。
親会社のバイアコムから独立する形でIPOを実施し、この上場によってブロックバスターはおよそ4.65億ドルもの資金調達を成功させたのでした。当時の時価総額は26億ドルほど。
ブロックバスターに続いてIPOを狙っていたネットフリックスですが、そんなネットフリックスを襲ったのが『ドットコムバブル崩壊』でした。
1990年代後半に起こったスタートアップバブルが弾け、株価は暴落。一瞬にして総額5兆ドルもの富が奪われる結果となってしまいました。
バブル崩壊によって、それまで利益を無視してどんどん資金を調達していたスタートアップは次々に資金難に。ネットフリックスにとってもかなりの痛手になるのではと心配されましたが、幸いにもネットフリックスは上場前にバランスシートを改善することに成功。
2002年、ネットフリックスはナスダックに上場目論見書を提出し、上場することになりました。