おはようございます。 電気自動車メーカーのテスラが「サイバーキャブ」を発表。2026年までの量産化を予定し、3万ドル以下で購入できることを見込んでいます。独自アプリでオーナーが車両を貸し出し、収益をシェアできるモデルを構想。果たして「ロボタクシー」は現実化するのでしょうか。
開示資料より作成
今回特集するのは、ラクスが運営する「メールディーラー」だ。
国内におけるSaaS企業として、ラクスはトップクラスの存在。売上高は一貫して右肩上がりで、現在の時価総額は4,000億円規模。マネーフォワードやSansanといった並いるSaaS企業を上回り、成長性と収益性の両面で群を抜いている。
ラクスを知る方なら、多くが『楽楽精算』『楽楽明細』などのサービスを思い浮かべるのではなかろうか。楽楽シリーズは売上の大きな割合を占めるが、開始したのは2009年と2013年。2000年創業のラクスにおいて、比較的近年になってから始めたサービスである。
今回取り上げる『メールディーラー』は、ラクスが初めて開発したSaaSプロダクト。開始したのは、創業の翌年である。長く運営されるサービスでありながら、2024年に至るまで売上成長を続けている。
建設業界向けにコンサルティングおよびソフトウェア事業を展開するArentが、右肩上がりの成長を続けている。
Arentは2012年に創業。2018年からは千代田化工建設からのリクエストを機に建設業界へと転換、2023年に東証グロース市場への新規上場を果たした。
2024年6月期は収益性を大きく引き上げ、2025年6月期にも売上40億円(前年比37%増)、経常利益14億円(同49%増)と大幅な増収増益を見込む。株式市場からの評価もうなぎのぼりで、年初来株価は60%以上の上昇。時価総額は400億円を超えている。
Finboard
今回取り上げるのは、半導体検査市場で随一の地位を獲得したレーザーテックだ。
レーザーテックは1960年に創業。当初は医療機関向けのX線テレビカメラ装置の開発を受託していたが、やがて自社ブランドを展開。半導体検査装置の開発にも乗り出し、独自のポジションを築いていった。
近年の成長が目覚ましいのは、すでに多くのビジネスパーソンが知るところだ。2022年に株価が半減したことが意外なくらい、業績は躍進。この二年間で売上・利益ともに2倍以上に増えた。
しかし株式市場において、再び同社への評価は揺らいでいる。時価総額は今なお2.3兆円を超えるが、2021年末、2024年前半のピーク水準を下回る。
リガク・ホールディングスが9月20日、東証プライム市場への新規上場を承認された。上場日は10月25日を予定している。
同社は知る人ぞ知る、X線分析装置の世界的大手企業。日本国内ではX線回折装置(XRD)で75%のシェアを握り、2023年の海外売上高比率は69%にものぼっている。
取り扱う製品の応用分野は半導体や電子部品、電池、環境、エネルギー、ライフサイエンスなど幅広い。2023年にはグループ全体で約800億円を売り上げ、152億円の営業利益を稼いだ。2024年も増収増益を見込み、新規上場時の想定時価総額は2,770億円にのぼる。
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