半導体検査装置で大躍進「レーザーテック」”圧倒的”な開発スピードで更なる成長へ?
今回取り上げるのは、半導体検査市場で随一の地位を獲得したレーザーテックだ。
レーザーテックは1960年に創業。当初は医療機関向けのX線テレビカメラ装置の開発を受託していたが、やがて自社ブランドを展開。半導体検査装置の開発にも乗り出し、独自のポジションを築いていった。
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近年の成長が目覚ましいのは、すでに多くのビジネスパーソンが知るところだ。2022年に株価が半減したことが意外なくらい、業績は躍進。この二年間で売上・利益ともに2倍以上に増えた。
しかし株式市場において、再び同社への評価は揺らいでいる。時価総額は今なお2.3兆円を超えるが、2021年末、2024年前半のピーク水準を下回る。今回の記事では、レーザーテックの来歴、事業と中期計画などについて紹介する。