ラクスの「メールディーラー」、生成AIを使ったクレーム検知オプションを提供へ
開示資料より作成
今回特集するのは、ラクスが運営する「メールディーラー」だ。
国内におけるSaaS企業として、ラクスはトップクラスの存在。売上高は一貫して右肩上がりで、現在の時価総額は4,000億円規模。マネーフォワードやSansanといった並いるSaaS企業を上回り、成長性と収益性の両面で群を抜いている。
ラクスを知る方なら、多くが『楽楽精算』『楽楽明細』などのサービスを思い浮かべるのではなかろうか。楽楽シリーズは売上の大きな割合を占めるが、開始したのは2009年と2013年。2000年創業のラクスにおいて、比較的近年になってから始めたサービスである。
今回取り上げる『メールディーラー』は、ラクスが初めて開発したSaaSプロダクト。開始したのは、創業の翌年である。長く運営されるサービスでありながら、2024年に至るまで売上成長を続けている。