一説によると、GW(黄金週間)という言葉は1951年の映画『自由学校』の宣伝文句から始まったとか。石油危機以降は「休めないのに何がGWだ」という文句が増えたため、放送では原則として「大型連休」などと呼ぶそうです。とはいえ、最近の報道では普通にGWと言っている気もしますね。
開示資料より作成
Appleが5月2日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比4.3%減の907億ドル、営業利益は同じく1.5%減の279億ドルだった。
サービス売上高は過去最高を更新。ティム・クックCEOは、新製品『Apple Vision Pro』がもたらす「空間コンピューティング」の可能性に言及した。来週にはさらにエキサイティングな発表も控えているという。
決算発表後の時間外株価は6%以上の上昇中。iPhone売上高が減少した一方、市場予想を上回った。1,100億ドルもの自社株買いを発表したことが、株価上昇の大きな要因になったとみられる。
AIサーバーの取り扱いで注目を集めるスーパーマイクロコンピュータが4月30日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は38.5億ドル(前年比290%増)、営業利益は3.8億ドル(同372%増)だった。
業績としては堅調に見えるが、株式市場の期待には届かなかったようだ。3月にピークをつけた株価は軟調な推移が続いており、今回の決算発表後における時間外株価は約10%の下落となった。
チャールズ・リャンCEOは業績の伸びが競合を上回っていることをアピール。新たな製品計画とともにAI向けサーバーの引き合いが続くことを予想し、通期売上予想を147〜151億ドルへ引き上げた。
Amazonが4月30日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比12.5%増の1,433億ドル、営業利益は同じく220%増の153億ドルだった。
アンディ・ジャシーCEOは「良い一年の始まりだった」と回想。インフラを刷新する企業の需要に生成AIへの引き合いが加わり、AWS事業の売上成長が加速。AWSの売上規模は、今や年間1,000億ドルペースにのぼる。
ストア事業では、品揃えと価格競争力、配送速度の三点に注力する従来の戦略を強化。プライム会員向けの配送は1〜3月期にも過去最速を更新した。その一方では、プライムビデオが堅調なことで広告売上も拡大している。
アルファベットが4月25日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は805億ドル(前年比15%増)、営業利益は255億ドル(同46%増)だった。
スンダー・ピチャイCEOは「検索、YouTube、そしてクラウドが事業を牽引した」と表明。独自の生成AIツール『Gemini』を含め、会社全体で勢いが増していることをアピールした。
重要視するのは、AIをめぐる業界でのポジショニングだ。新たな大波を見据え、ピチャイ氏は「六つのポイント」を挙げた。研究開発とインフラにおけるリーダーシップ。検索における革新、世界的な体制、実行速度、そして最後が収益化である。
音楽ストリーミングサービス運営のSpotifyが4月23日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は36.4億ユーロ(前年比19.5%増)、営業利益は1.7億ユーロ(前年同期は赤字)だった。
有料会員数は右肩上がりの拡大が続き、2.39億人に。広告プランのユーザー数も増大し、月間アクティブユーザー数は合計6.15億人に拡大した。
株式市場における評価も高まっている。決算発表当日(決算はプレマーケットでの発表)の株価は11%以上も急騰。年初来株価は60%高、一年前と比べると130%を超える上昇となっている。
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