おはようございます。 このたび当社は、カスタマイズ型の上場企業データベース「Finboard」を始めました。日米上場企業の財務データを廉価に活用できます。中でもイチオシは、株価や業績などのグラフを一望できる会社リスト機能のカードビュー。ご関心あれば、ぜひこちらのデモ動画をチェックしてみてください。
開示資料をもとに作成
SaaS企業をめぐる評価が成長から収益へとシフトする中、かえって大きな躍進を遂げた企業がいくつかある。その一つが、ITサービスマネジメントプラットフォームとして始まったServiceNowだ。
かつて粉飾会計によって倒産したペレグリン・システムズでCTOを務めたフレッド・ラディが2004年、50歳を目前にして創業。自宅オフィスの一台のノートパソコンから始まったServiceNowは、今や世界を代表するSaaS企業の一角を成している。
加えて目覚ましいのは、業績の改善だ。2023年の売上高は90億ドルに迫り、前年比24%増。営業利益は7.6億ドルに倍増し、営業利益率は8.5%に向上した。時価総額は1,550億ドルを超え、コロナ禍のピーク時を既に超えている。
開示資料より作成
電力関連事業を手がけるレジルが3月21日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は4月24日を予定している。
同社のルーツは、創業者である中村誠司氏が1993年に個人創業した「メリックス」にある。大阪でコスト削減コンサルティングを開始し、1999年にはマンション一括受電サービスを始めた。
2007年には建設業許可を取得し、2012年には地熱発電の開発事業などを行う中央電力ふるさと熱電(株)を設立。電力調達・販売を行う中央電力エナジー(株)も立ち上げ、2014年には関西電力と資本業務提携を結んだ。
Finboard
ストレイナーはこの度、新サービス「Finboard」(β版)を開始しました。
昨年末からこっそり導線を張っていたため、お気づきになった方もおられることでしょう。告知なしでもプレミアムプランを購読いただいたり、お問い合わせをいただいた際には、開発者として非常に勇気づけられました。
さて、Finboardは”カスタマイズ型”の上場企業データベースとして開発を進めています。従来サービスと異なる点は、情報を自由に組み合わせて表示できること。
無料で見られるショーケースを用意していますが、プレミアムプランなら独自のリストを作ったり、表示する情報をカスタマイズできます。例えばこちらのページでは、東証プライム企業の業績グラフ、時価総額、Webサイト、事業サマリーを一望できます。財務や時価総額、株価騰落率でスクリーニングをかければ、隠れた優良企業が見つかるかもしれません。
プレミアムプランは月額15ドル(税込)での提供を予定しておりますが、ベータ期間中にご登録いただければ月額5ドルで利用でき、ベータ版終了後の値上げは行いません。ぜひご検討ください。
🍵 ちょっと見てみる
今回取り上げるのは、企業向けの信用保証サービスを手がけるイー・ギャランティという会社だ。
同社は2000年、伊藤忠商事の金融・不動産・保険・物流カンパニーの子会社として設立。2007年にジャスダック市場へと株式を上場すると、2012年には東証一部(当時)に指定された。
現在では年間30万社、保証残高1兆円を超える企業の信用リスクを保証。特筆すべきは収益性の高さだ。業績は右肩上がりに伸び、2024年3月期には売上95億円(前年比12%増)、営業利益48億円(同16%増)を見込む。
今回取り上げるのは、クラウドEDIを提供する米国企業のSPSコマースだ。
SPSコマースは1987年に創業。当時の社名は「St. Paul Software」だった。事業売却などを経て2001年には「SPS Commerce」に変更、クラウドEDI領域を開拓しながら成長してきた。
売上高が右肩上がりに伸びていることに加え、収益性も向上。営業利益率は2017年には3.8%だったが、2018年に10.8%へ上昇。その後は15%前後を維持しつつ、2023年には売上成長を加速させた。
Shutterstock
今回取り上げるのは、生成AIスタートアップの「Grean」だ。
Gleanを創業したのはアーヴィンド・ジェイン(Arvind Jain)。インド工科大学で学び、ワシントン大でコンピュータ科学の修士号を取得した。マイクロソフトなどを経て、2003年にGoogleへ入社。「傑出した(Distinguished)エンジニア」として2014年まで従事している。
2014年にはクラウド上のデータセキュリティ製品を手がけるRubrikを共同創業。2021年にはマイクロソフトが出資し、評価額40億ドルにのぼった。同社は4月にも株式を上場する予定だと報じられている。
そんなジェインがGleanを起業したのは、2019年のこと。今年2月にはシリーズDラウンドで2億ドルを調達。評価額を22億ドルにまで高めている。
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