おはようございます。 イーロン・マスクがOpenAI、および共同創業者のサム・アルトマンらを提訴しました。OpenAIはマスクも創立者の一人であり、当初は非営利組織として誕生。ところが現在は営利活動に邁進していると批判しています。OpenAIの社内メモでは、同社を離れたことの「悔い」がそうさせているのではないか、などと話されているとのこと。
開示資料より作成
IoT領域で著名のベンチャー企業、ソラコムが2月20日、東証グロースへの新規上場を承認された。上場日は3月26日を予定している。
ソラコムは2014年創業。IoTプラットフォーム『SORACOM』を2015年より始め、2017年にはKDDIグループが買収。買収額が約200億円と巨額だったこともあり注目を集めた。
売上高は右肩上がりに拡大し、2023年3月期は63億円。利益水準は二年ほど弱含んだが、2024年3月期は営業利益6.5億円へと拡大を見込む。売上高は80億円を超える見通しだ。上場時の想定時価総額は354〜376億円にのぼる。
オンライン会議ツール提供のZoomが2月26日、2024年1月期決算を発表。11〜1月期の売上高は11.5億ドル(前年比2.6%増)、営業利益は1.69億ドルだった(前年同期は1.3億ドルの赤字)。
Zoomはコロナ後に成長率と収益性がともに低迷。レイオフを含むコスト削減施策により、足元では営業利益率15%と収益性を改善した。株式市場は進捗や展望を評価しているのか、決算発表後の時間外株価は約10%の上昇となっている。
「生成AIが世界を席巻しはじめる中、ニーズに最も応えられるAIを提供するために、顧客の声に注意深く耳を傾けた。」いつも通り元気よく語ったのは、同社の創業者CEO、エリック・ユアン氏だ。今回の記事では、注力するAI周りの動きを中心に、同社の進捗をまとめる。
ヘルス&ウェルネスプラットフォームを標榜する「Hims & Hers Health」が好調だ。2月26日に発表された2023年10〜12月期決算は、売上高が2.5億ドル(前年比48%増)だった。
営業損益も大きく改善し、10〜12月期は40万ドルの赤字。営業外収入が261万ドルあったため、最終損益は黒字だった。1〜3月期の売上予想も2.67〜2.72億ドル(前年比40〜43%増)と、引き続きの急成長を見込んでいる。
創業者CEOのアンドリュー・ダダムは事業の成長をアピール。2024年には売上10億ドルを突破し、通期で最終黒字を実現する見込みであることを強調した。株式市場もこれを好感、決算発表前日にも株価が7.7%の上昇だったが、発表翌日は31%の急騰となった。
代替肉メーカーのビヨンドミートが2月27日、2023年10〜12月期決算を発表、株式市場を大きく騒がせた。
10〜12月の売上高は7,368万ドル(前年比7.8%減)で、営業損益は1.6億ドルの赤字。売上原価は1.57億ドルで売上総利益も8,386万ドルのマイナスだった。事情は後述するが、依然として経営は厳しい状況にある。
ところが同社の株価は、決算発表翌日に30%を超える上昇。決算が開示された直後の時間外株価は一時50%を超える高騰となるなど、株式市場は全体として好感したようだ。
業績は今ものっぴきならない状態であるから、投資家が見直したのは「今後の展望」に他ならない。今回の記事では、ビヨンドミートがいかにして苦境に陥っているかという現況をまとめた上で、経営陣が語る今後の方策を紹介する。
米国のオンライン保険会社「レモネード」が2月27日に2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比31%増の1.15億ドルだった。税引前損失は3,960万ドルで、最終損失は4,240万ドルだ。
損失額はこの一年あまりで大きく改善したが、売上成長は弱含んだ。決算発表前の五日間で株価は20%以上も上昇していたが、発表翌日は27.7%もの暴落。上昇分を文字通り吹き飛ばしてしまった。
保険会社は古くからある「ストック型ビジネス」。一度契約してしまえば、長期にわたって保険料を受け取ることができる。キャッシュフロー上の優位性に着目し、かのウォーレン・バフェットが保険会社を買収したことは広く知られている。
レモネードはオンライン専業であることの強みを活かしてきたが、未だ黒字化には至っていない。今回の記事では、同社の概況と戦略の進捗について紹介する。
メールが転送されましたか?こちらで登録しましょう。
有料版のニュースレターはこちら
もっと詳しく知りたい方へ: プレミアムプラン