オンライン保険「Lemonade」黒字化に向け進捗アピール、2024年は加速へ
米国のオンライン保険会社「レモネード」が2月27日に2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比31%増の1.15億ドルだった。税引前損失は3,960万ドルで、最終損失は4,240万ドルだ。
損失額はこの一年あまりで大きく改善したが、売上成長は弱含んだ。決算発表前の五日間で株価は20%以上も上昇していたが、発表翌日は27.7%もの暴落。上昇分を文字通り吹き飛ばしてしまった。
保険会社は古くからある「ストック型ビジネス」。一度契約してしまえば、長期にわたって保険料を受け取ることができる。キャッシュフロー上の優位性に着目し、かのウォーレン・バフェットが保険会社を買収したことは広く知られている。
レモネードはオンライン専業であることの強みを活かしてきたが、未だ黒字化には至っていない。今回の記事では、同社の概況と戦略の進捗について紹介する。