おはようございます。 日経平均株価が、バブル期につけた史上最高値を更新しました。バブル期と大きく異なるのは、海外投資家の存在感です。1989年12月の売買シェアは10%程度だったのが、2024年1月は60%程度まで膨らんだと報じられています。
開示資料より作成
NVIDIAが2月21日、2024年1月期決算を発表。通期での売上高は609億ドル(前年比126%増)、営業利益は330億ドル(同7.8倍)だった。
第4四半期(11月〜1月)の売上高は221億ドル(前年比265%増)となり、会社予想の200億ドルを上回った。営業利益に至っては136億ドル(同10倍)で、営業利益率は61%を超えた。
好業績を受けて、時間外株価は目下7%強の高騰。2〜4月期の売上予想は240億ドル(±2%)とし、「2024年、2025年とそれ以降も成長を続ける」と力強い見通しを示した。
ジェンスン・フアンCEOは今回も、NVIDIAの成長性について熱弁。記事中では同氏の発言を紐解きながら、世界でもっとも注目される企業の最新状況をお伝えする。
大手ECプラットフォームのShopifyが経営上の転換点を迎えている。
Shopifyと言えば、株式市場で長く注目を集める成長企業。コロナ禍では売上成長が加速し、一時的に黒字化も実現したことで時価総額が高騰。その後は成長が鈍化し、再び赤字になったため株価は低迷した。
2023年4〜6月期には物流事業に関して巨額の減損損失を計上したが、翌四半期からは黒字に回復。10〜12月には更なる増益を果たし、売上高は21億ドル(前年比24%増)。営業利益率は13%に拡大した。
ハーレー・フィンケルシュタイン社長は決算発表で「2023年はShopifyにとって驚異的な年だった」と表明。コマース全体が大きく前進したが、Shopifyはより速く進んだとアピール。今回の記事では、その戦略の進捗について紹介する。
ストリーミングTVプラットフォームのRokuが2月15日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は9.8億ドル(前年比13.5%増)、営業損失は1億ドルだった。
経営陣は「調整後EBITDAとフリーキャッシュフローの黒字化を一年前倒しで実現した」と進捗をアピール。売上高も一時の横ばい基調からは回復したが、決算発表翌日の株価は24%もの急落となった。
広告市況が今なお思わしくない中、Roku経営陣は海外での成長にも力を入れている。今回の記事では、Rokuの事業をあらためて概観しながら成長戦略の進捗について紹介する。
顧客エンゲージメントプラットフォームを標榜するTwilioが2月14日、2023年10〜12月決算を発表。売上高は10.8億ドル(前年比5%増)、営業損失は3.6億ドルだった。
かつて株式市場を熱狂させた同社も、成長がすっかり鈍化した。それでいて黒字化には至っていないのだから、株価が低調なのは不思議ではない。時価総額は現在110億ドルで、2021年のピーク時から約七分の一に下落した。
主軸のコミュニケーション部門(Communications)は10億ドル(前年比5%増)を売り上げた。2020年に買収した顧客データプラットフォーム「Segment」は同じく7,500万ドル(同4%増)と成長が鈍い。
Twilioを使うとSMSを使った認証処理を簡単に作れるため、世界中のWebサービスで利用されている。しかし逆に言うと、「単にメッセージを送れれば良い」だけのケースが大半だ。創業者によるビジョンドリブンの経営がいかにして苦境を導いたか、本記事で考察する。
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