事業内容
大盛工業は、4つの主要な事業セグメントを持っています。これらは建設事業、不動産事業、OLY事業、通信関連事業です。各セグメントは、異なる子会社や部門によって運営されています。
建設事業では、大盛工業とその子会社である井口建設株式会社、港シビル株式会社が、建設工事の受注と施工を行っています。これにより、様々な建設プロジェクトを手がけています。
不動産事業では、大盛工業が不動産の売買や賃貸、太陽光発電設備の販売、クローゼットレンタル業務を行っています。これにより、多様な不動産関連サービスを提供しています。
OLY事業では、大盛工業がOLYの機材リースと鉄骨加工業を行っています。このセグメントは、特に建設業界向けの専門的なサービスを提供しています。
通信関連事業は、子会社の株式会社東京テレコムエンジニアリングが担当しています。このセグメントでは、通信回線の保守と管理業務を行い、通信インフラの安定運用を支えています。
経営方針
大盛工業は、建設業を通じて社会に貢献することを基本理念とし、持続可能な成長を目指しています。同社は「人と地球に優しい、クリーンな環境を未来へ」をテーマに掲げ、高収益体質の企業を目指しています。特に、建設事業においては上・下水道工事のプロフェッショナルとして、効率的な施工とコスト削減に注力しています。
同社の中期経営計画では、売上高営業利益率7%の継続を目標に掲げています。建設事業では、収益性の高い機械推進工事の受注を強化し、新たな土木事業の開拓にも積極的に取り組んでいます。また、関東圏での事業基盤拡大を目指し、優秀な施工技術者を有する建設会社の子会社化を進めています。
不動産事業では、事業規模の拡大と新規事業の確立を通じて収益力を強化しています。具体的には、保有物件の販売と安定した賃貸収入が期待できる新たな物件の取得を継続しています。太陽光発電設備事業では、新たな建設は行わず、既存設備による売電を継続しています。
OLY事業では、東北・関東圏での営業強化を図り、名古屋を基軸に関東以南エリアでの販売強化を進めています。通信関連事業では、技術員の増員と技術向上を図り、新たな受注案件の獲得に注力しています。これにより、各事業の売上高と利益の増加を目指しています。
大盛工業は、持続可能な経営を実践し、経済的価値と社会的価値の向上を図っています。ROE値7%以上の安定的達成とPBR値1倍以上の達成を目指し、成長投資の拡充と株主還元の強化を推進しています。技術の集積による競争力強化とコンプライアンス体制の重視も重要な戦略の一部です。