事業内容
じげんグループは、ライフサービスプラットフォーム事業を中心に、多岐にわたるサービスを提供しています。このグループは、じげんを含む24社で構成され、その事業内容は大きく分けて二つのセグメントに分類されます。
まず、ライフサービスプラットフォーム事業には、「Vertical HR」、「Living Tech」、「Life Service」という三つの主要な領域があります。「Vertical HR」では、美容、リラクゼーション、介護など特定の業界に特化した求人情報を提供する「リジョブ」や、建設業界専門の人材紹介「建設JOBs」、運送業界向けの「ドラピタ」など、特定分野に特化した人材紹介や求人情報提供サービスを展開しています。
「Living Tech」セグメントでは、不動産関連のメディア「賃貸スモッカ」や越境不動産取引「SEKAI PROPERTY」、リフォーム会社比較サイト「リショップナビ」、プロパンガス会社比較サイト「エネピ」など、生活支援に関連するメディアを運営しています。
「Life Service」では、フランチャイズ比較サイトや結婚相談所比較サイト、海外ホテル予約サービス「アップルワールド」など、個人ユーザー向けの比較メディア事業や旅行関連サービスを提供しています。
その他の事業セグメントでは、新規開発サービスの展開を行っており、例えば「みんなの電話占い」など、ユーザー課金モデルを中心としたサービスを開発・運営しています。
じげんグループは、これらの事業を通じて、人材、不動産、旅行など生活に密接に関わる多様なサービスを提供し、ユーザーと顧客のマッチングを高精度で実現しています。
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経営方針
じげんグループは、ライフサービスプラットフォーム事業を核として、多岐にわたるインターネット情報サービスを提供している企業です。同社は、既存事業の拡大と新たなビジネスモデルへの展開を通じて、新しい収益源の確保を目指しています。特に、ライフサービスプラットフォーム事業においては、ユーザーの利便性向上と顧客企業への効果的なマーケティング手法の提案を重視しており、10年以上にわたる顧客・ユーザー情報の蓄積と高精度なマッチングテクノロジーの実現により、事業拡大を進めています。
同社は第2次中期経営計画において、2026年3月期に売上収益350億円超、EBITDA100億円超の達成を目標としています。これを実現するために、マーケットにおける事業の選択と集中、強みの拡張、顧客基盤の拡大に努めています。また、組織体制の強化も重要な戦略の一つであり、事業運営のノウハウ蓄積、改善点の発見、迅速なPMI実施などを通じて、事業拡大を目指しています。
さらに、SDGs・ESGへの対応もじげんグループの重要な取り組みです。広報・サステナビリティ推進室を設置し、持続可能な社会の実現に向けた事業・組織・社会活動を推進しています。これにより、社会的課題の解決を目指す企業へと発展していくことを目標としています。
じげんグループは、人材、不動産、旅行など生活に密接に関わるサービスを提供し、ユーザーと顧客のマッチングを高精度で実現することにより、持続可能な成長を目指しています。その過程で、組織体制の強化やSDGs・ESGへの積極的な取り組みを通じて、社会的価値の創出にも注力しています。