ソトー【3571】 スタンダード(内国株式)

繊維製品の染色加工、製造、販売と不動産事業を展開、高級ファッション衣料の素材加工やオフィスユニフォームの企画・販売、店舗・土地の賃貸を手掛ける。

ソトー【3571】 スタンダード(内国株式)

繊維製品の染色加工、製造、販売と不動産事業を展開、高級ファッション衣料の素材加工やオフィスユニフォームの企画・販売、店舗・土地の賃貸を手掛ける。

事業内容

ソトー株式会社とそのグループ企業は、繊維製品の染色加工、製造、販売、および不動産事業を展開しています。ソトー商事株式会社は、グループ全体の材料購入を担当し、ソトー興産株式会社は染色加工工程の一部を委託されています。

染色加工事業では、ソトー株式会社とその連結子会社1社が独立して染色加工を行っており、ウールや複合素材を中心に、高級ファッション衣料、メンズ衣料、フォーマルウェア、オフィスユニフォーム向けの素材を染色しています。この事業では、起毛加工や光沢加工、撥水加工、ウォッシャブル加工などを通じて素材の付加価値を高めています。

テキスタイル事業においては、ソトー株式会社とその連結子会社4社が、高級ファッション衣料やオフィスユニフォームなどの素材および製品の企画、製造、販売を行っています。染色加工事業との連携を強化し、素材から最終製品に至るまでの領域を拡大しています。

不動産事業では、ソトー株式会社が量販店などに対して店舗や土地の賃貸を行っており、多角的なビジネスモデルを構築しています。

これらの事業セグメントは、ソトー株式会社グループの多様なビジネス活動を支える重要な柱であり、それぞれが連携しながらグループ全体の成長と発展に貢献しています。

経営方針

ソトー株式会社は、その企業理念「感性技術で未来を拓く」を軸に、染色加工事業を中心とした事業領域の拡大とグローバル展開を推進しています。同社は、ファッション衣料業界のキーインダストリーである染色加工を通じて、産業の発展と企業価値の向上に寄与することを基本方針として掲げています。

中期経営計画においては、ROE(連結自己資本利益率)5%、DOE(連結純資産配当率)2.5%を目標とし、安定的かつ持続的な利益基盤の確立を目指しています。これを実現するため、構造改革と成長戦略の二軸を中心に戦略を展開しています。

構造改革では、コア事業である染色加工事業における安定的収益基盤の構築を目指し、グループ最適化を考えた生産体制の確立、染色改革と省エネ活動の推進、働き方改革の進行、社員教育の充実を通じて生産性向上を図ります。

成長戦略としては、染色加工事業とテキスタイル事業の連携を強化し、素材・加工開発を進めて新たな市場を開拓します。具体的には、スポーツ・ユニフォーム・インナー等の事業領域の拡大、市場ニーズに応えた商品開発・提案の推進、グローバル展開の加速、製品販売の拡充による利益拡大、そしてM&Aを視野に入れた新規領域、新規事業の確立を目指します。

これらの戦略を通じて、ソトー株式会社は、繊維産業の変化に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指しています。同社の技術力と市場への深い理解を基に、新たな価値創造と企業価値の向上に努めています。