事業内容
沿革・会社概要
E*TRADE Financial Corporation(イートレード・フィナンシャル・コーポレーション)は、個人投資家のためのオンライン取引のパイオニア企業だ。E*TRADEは、トレーダー、投資家、株式プラン管理者や参加者、登録投資顧問(RIA)向けに証券会社や関連商品・サービスを提供している。
E*TRADEは、物理学者と発明家が個人投資家のためにオンラインで取引を行うプロセスを開発した80年代初頭に誕生した企業である。E*TRADEは、アドバイザーのためのハイテクなカストディ・プラットフォーム(カストディとは、主に、証券の保管業務のことを言う。また、投資家の代わりに有価証券の管理を行う銀行や信託銀行などの金融機関や、その業務のことをカストディアンと呼ぶことがある)と、業界第1位の評価を受けたストックプラン管理プラットフォームを所持している。
E*TRADEは、1982年にカリフォルニア州で設立された企業で、1996年7月にデラウェア州で再法人化されて、2019年12月31日時点で約4,100人の従業員を擁する企業にまで成長している。専門的なアドバイスやサポートによって補完されたツールや教材を含む強力なデジタルでの情報提供を通じて、顧客の短期および長期的な投資目標の達成を支援するための複雑でユニークなニーズに応えることで、顧客が金融的に自立できるようにすることを目指している。
事業内容・サービス内容
E*TRADEのサービスは、デジタルプラットフォームと、電話、電子メール、オンラインで2つの全国金融センターを介して提供されている。米国内の30の地域金融センターでは、対面でもサービスを提供していることが特徴だ。また、E*TRADEは、仲介事業を通じて生み出された預金の価値を最大化することを主な目的として、連邦政府公認の貯蓄銀行を運営している。直接、またはいくつかの子会社を通じてE*TRADEの事業は行われており、その多くは政府および自主規制機関 (SRO) によって監督されている。2019年12月31日、2018年および2017年12月31日に終了した各年度の当社の収益の大部分は、米国におけるE*TRADEの事業に由来するものである。
以下では、E*TRADEのそれぞれの事業について説明する。
E*TRADE Securities LLC(E*TRADE証券)
顧客取引の清算・決済を行う登録証券会社である。
E*TRADE銀行
連邦政府公認の貯蓄銀行で、顧客預金の特定の適格な金額に連邦預金保険公社(FDIC) 保険を提供し、その他の銀行業務およびキャッシュマネジメント機能を提供している。
E*TRADE Savings Bank
E*TRADE銀行の子会社で、連邦政府公認の貯蓄銀行であり、顧客預金の特定の適格な金額にFDIC保険を提供し、RIAにカストディソリューションを提供している。
E*TRADE Financial Corporate Services, Inc. (E*TRADE Financial Corporate Services)
法人顧客に株式報酬プランや学生ローン、ファイナンシャル・ウェルネス・ベネフィットを管理するためのソフトウェアやサービスを提供している。
E*TRADE Futures LLC (E*TRADE Futures)
顧客にリテール先物取引機能を提供する登録済みのノンクリアリング先物取引委員会マーチャント(FCM)である。
E*TRADE Capital Management LLC(E*TRADEキャピタルマネジメント)
顧客に投資助言サービスを提供する事業である。強力なデジタルサービスを提供することは、E*TRADEの事業戦略の中核的な柱であり、金融サービス業界のデジタルリーダーになることに注力することは、競争上の優位性である。E*TRADEのリテール・チャネルとしては、ウェブ、モバイル、アクティブな取引プラットフォームを利用して取引、投資、銀行業務のニーズを満たす個人の証券会社や銀行のお客様にサービスを提供している。さらに、機関投資家向けチャネルとしては、コーポレートサービスとアドバイザーサービスがある。コーポレート・サービス・チャネルを通じて、株式プラン、学生ローン、ファイナンシャル・ウェルネス・ソリューションを公開企業および非公開企業にグローバルに提供しています。アドバイザー・サービス・チャネルを通じて、独立系RIAにカストディ・サービスを提供している。