BRUNOは、デザイン性の高いインテリア雑貨やトラベルグッズ、化粧品などの住関連ライフスタイル商品を中心に事業を展開しています。BRUNOグループは、BRUNO本体とその連結子会社5社で構成されており、オリジナル商品の企画・開発および販売、セレクトブランド商品の販売を主な事業としています。オリジナルブランド商品は、社内外のデザイナーと共同で企画・開発され、セレクトブランド商品は国内外のブランドホルダーから仕入れています。

BRUNOの販売チャネルは多岐にわたり、インテリアショップなどの専門店への卸売、法人向けのセールスプロモーション、代理店を通じた販売、直営店での小売、自社ECサイトを通じたインターネット販売などがあります。これらのチャネルを活用し、一般消費者に商品を供給しています。直営店では、インテリア商品ブランド「ブルーノ」を中心に展開するショップ「ブルーノ」、トラベルグッズのセレクトショップ「トラベルショップミレスト」、ギフトショップ「グッドギフトゴー」の3つの業態を展開しています。

BRUNOは、住関連ライフスタイル市場を「ホームファッション関連市場」と定義し、日常生活に質的満足を求める高感度層をターゲットにしています。この市場において、BRUNOは住関連ライフスタイル商品を展開し、消費者の多様なニーズに応えています。デザイン事業からの手数料収入もあり、幅広い事業活動を行っています。

BRUNOは、持続的な成長を目指し、独創的で遊び心のある商品・サービスを提供することをミッションとしています。同社は、収益性を伴った成長を実現するために、売上高や営業利益率を重視し、安定した配当を行う方針です。また、健全なキャッシュ・フローの向上と財務体質の改善にも努めています。

中長期的な経営戦略として、BRUNOは卸売販売、直営店販売、Eコマース販売の三つの販路をバランスよく展開しています。商品戦略では、キッチン雑貨を中心とするインテリア商品ブランド「ブルーノ」やトラベル商品ブランド「ミレスト」、化粧品などの異なるカテゴリーを展開し、リスク分散を図っています。特に、美容関連分野では、子会社の技術力と自社のデザイン力を活かし、新たな商品開発を進めています。

海外市場においては、代理店中心の販売から自社主導のマーケティング体制へと転換し、BRUNOブランドの認知度向上を図っています。広告宣伝投資を拡大し、海外市場に精通したパートナーとの連携を強化することで、売上拡大を目指しています。また、Eコマースでは顧客管理を強化し、既存顧客の購入回数を増やす施策を実施しています。

BRUNOは、商品開発力の強化やマーケティング力の向上、原価率や販売管理費率の低減を通じて収益力を強化し、事業拡大に向けた人材の採用・育成にも注力しています。これらの戦略を実行することで、粗利率の高い自社オリジナル商品の売上拡大を図り、企業価値の向上を目指しています。