トヨタ紡織【3116】 プライム(内国株式)

トヨタ自動車の関連会社。自動車部品の製造・販売、繊維製品の製造・販売を主軸に、72社の連結子会社と18社の持分法適用関連会社で事業を展開。

トヨタ紡織【3116】 プライム(内国株式)

トヨタ自動車の関連会社。自動車部品の製造・販売、繊維製品の製造・販売を主軸に、72社の連結子会社と18社の持分法適用関連会社で事業を展開。

事業内容

トヨタ紡織は、自動車部品と繊維製品の製造・販売を主な事業としている企業グループです。同社は、トヨタ自動車を関連会社とし、連結子会社72社と持分法適用関連会社18社で構成されています。

同社グループの事業セグメントは大きく分けて2つあります。一つは自動車部品事業で、シート、内装部品、電子部品などを製造・販売しています。主な製品には、シートクッション「FLEXIM」や、ドアトリム「FLEXIM DOOR」などがあります。

もう一つの事業セグメントは繊維製品事業で、衣料品や産業資材などを手がけています。衣料品では、機能性素材「KIROIRO」や、ストレッチ性の高い「FLEXIM CLOTH」などを展開しています。また、産業資材では、自動車内装用の不織布「FLEXIM MAT」などを製造・販売しています。

同社グループは、自動車部品事業と繊維製品事業の両輪で事業を展開しています。自動車部品事業では、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカー各社向けに製品を供給しています。一方、繊維製品事業では、衣料品や産業資材の分野で幅広い製品ラインナップを持っています。

今後も同社グループは、自動車部品と繊維製品の両事業において、顧客ニーズに合わせた製品開発と生産体制の強化に取り組んでいく方針です。特に、環境対応や安全性、快適性の向上など、時代のニーズに合わせた製品づくりに注力していくことが期待されています。

経営方針

トヨタ紡織は、社会との調和ある成長を目指し、革新的な技術開発と高品質なものづくりを通じて、人を中心としたモビリティー空間のソリューションを提供することで、社会課題の解決を図りながら経済的価値の向上を目指しています。

同社は、持続可能な成長を続けるために、以下の4つの重点領域に取り組んでいます。

1. ものづくり競争力の強化:お客様に信頼され選ばれるための「ものづくり競争力」の確保を目指し、マーケットインを意識した設計・製造品質の向上、競合に勝てる原価の実現、リードタイム短縮に取り組んでいます。

2. 技術開発力の強化:インテリアスペースクリエイターの実現に向けて、技術ロードマップの整備、内装システムサプライヤーとしての技術力の獲得、空間ソリューションの企画・開発強化、新事業の創出に取り組んでいます。特に、電動化に対応する技術開発力の向上を急ピッチで進めています。

3. 販売能力の強化:ものづくり競争力と技術開発力をベースに、世界中のお客様に提案を行い、受注拡大を目指しています。

4. 経営基盤の強化:DXを通じた経営情報の早期入手・展開による意思決定の迅速化とガバナンス強化、社員の能力発揮と業務品質向上を目指したTQM活動の推進、2030年ありたい姿の実現に向けた人材の計画的な採用・育成に取り組んでいます。

また、環境対応として、サプライチェーン全体でのCO₂排出量削減や生物多様性への対応にも注力しています。

トヨタ紡織は、これらの取り組みを通じて、社会に必要とされ続ける企業を目指しています。